gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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日米首脳部が激しい応酬、関係亀裂の真相(TBS系(JNN)) - Yahoo!ニュース

TPP協議や安倍総理靖国神社参拝など、数々の問題をめぐって日米の首脳部が激しい言葉の応酬を繰り広げています。日米の亀裂はいかに生じ、何故ここまで広がってしまったのか、その真相を取材しました。
(中略)
オバマ大統領は、シリアへの軍事行動を行うと発表。日本にも外交ルートを通じて「空爆したら即座に支持表明して欲しい」と強い要請が来ていました。しかし、安倍総理の姿勢は慎重でした。
(中略)
安倍総理官房副長官時代、時の小泉総理がイラク開戦にいち早く支持を表明したものの、その後大量破壊兵器が見つからなかったことから、「歴史的な誤り」と批判された経緯をつぶさに見ていました。化学兵器の一部が反アサド政権側に流れているとの情報もあり、軍事行動を支持するには、「アサド政権が使用した明確な証拠が必要だ」と考えていました。そして大統領の会見翌日、ごく限られた関係者に対し、こう伝えたのです。
「この状態では、空爆は支持できないね」(安倍首相)
(中略)
イラク戦争の例がある。明確な証拠開示が支持の条件だ」(麻生副総理)
その後、アメリカ側は日本に対する情報開示に踏み切りました。安倍総理はその情報をIOC総会出席のためアルゼンチンに向かう機内で聞き、「アメリカも頑張ったね」と述べました。そして「アサド政権側が化学兵器を使用した」と断定した共同声明への署名をようやく許可しました。
こちらが困っているのに、証拠を出さないと安倍は信じてくれなかった
ホワイトハウスと官邸の関係が、「亀裂」へと悪化したのはこの時期だと関係者は見ています。
(後略)

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20140225-00000047-jnn-int

武力行使の決断に際して支持・不支持を決める為に証拠を求める。
しかも一度は手痛い失敗を経験しているなら当然の対応であろう話なのに、何が問題になるのか意味不明。
むしろ、最初の段階で日本に化学兵器使用の証拠が開示されなかった事実こそを日本が不快に感じるべき事案だろう。
これが「問題視される」くらい日本がアメリカの言うなりだったという事実は横に置いて、この程度で日米が対立するなら、靖国参拝が無くても、今回のウクライナで発生した欧米主導のクーデターで決裂していたと思う。
そもそも「困っていたら、証拠も無しで賛成する」ようなイエスマンしか居なかったから、かつてアメリカはイラクで歴史的な汚点を背負った、と言う現実にアメリカが学んでいない、と言う点がむしろ不安要素だろ…。
この記事を読んで「正論だ」とか「アメリカの怒りと失望が判る」とか思える人が居たら、ちょっと騙され易さがヤバい。