gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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本屋大賞決定。そして私は書店員を辞めました -はてな匿名ダイアリー-

うわ、1冊も読んだ事ねぇ、作者名もしらねぇ、しかもタイトルを見て、読みたいとビタイチ思えねぇ(笑)
読書メーターのランキングだと、普段読まない作家と言うだけで、作家名とか作品名にはそれなりに見覚えがあったりするんだけど、一般の書店ランキングってのは、こんなに面白い事になっていたのか…。
ライトな読者層と、少し深みにはまった人たちの購読作品が違うのは、まあ当然と思う。
少し深みにはまって居る読者層は、自分なりの購入基準があり、贔屓の作者が居て、おおむね予算と時間のリソース一杯に本を買って読んでるから、話題なだけで薄っぺらい本をわざわざ買って読む習慣は基本的に無い。
一方で、ライトな読者層は話題の本を読むことが目的となっているからだ。
以前「AKBが凄いのは、莫大な広告費を使って、老若男女全ての世代の近くまで曲を届けた点にある。知らない曲を好きになる人は居ない」と言う感じの意見を聞いた時のショックを思い出す。
どんな優れた作品も、エンドユーザが知らなければ、評価すらされない。
日本人の多くが信じている「良い物は宣伝しなくても自然と売れる」という思い込みが間違いであることを端的に証明するエピソードだ。
だから、内容は平凡でも広告費に手間暇かけて一般の読者に売れる本と言う物が、「売れる」のは、正常な事だと思う。
正常である事と、感情的に肯定的に受け止められるかは、別問題として。