gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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開発者はカンカン!実物の家を造った上海の巨大3Dプリンターは米国の“コピー品”だった(家入 龍太) - 個人 - Yahoo!ニュース

最近、中国の上海で実物の住宅を造った巨大3Dプリンターがネットやマスコミで話題になっています。
コンクリート状の材料を壁の両側に沿って一定の厚さごとに、層状に積み上げながら、中空部分にトラス上の補強材を造形していくものです。
私はこの造形シーンをビデオで見たとき、最初に感じたのは、南カリフォルニア大学で開発中の巨大3Dプリンター、「コンター・クラフティング(Contour Crafting)」によく似ているな、ということでした。
昨日、この3Dプリンターの件で、TBSテレビの「あさチャン!」という番組から取材を受け、その様子が5月9日の7時16分に放送されました。
5月9日放送の「あさチャン!」でコメントする筆者(TBSテレビより)5月9日放送の「あさチャン!」でコメントする筆者(TBSテレビより)
この番組では時間の都合上、ごく一部しか放送されませんでしたが、実は裏話がありました。
取材の前日、念のためにコンター・クラフティングの開発者である同大学のベロック・コシュネビス(Berok Khoshnevis)教授に上海の3Dプリンターとの関係を聞いてみたのです。
その結果、上海の巨大3Dプリンターは、南カリフォルニア大学が開発したコンター・クラフティングを勝手にまねたマシンということがわかったのです。
詳しい経緯については触れませんが、上海の会社(WinSun Decoration Design Engineering
Company)のオーナーは、以前、南カリフォルニア大学のコシュネビス教授を訪れ、コンター・クラフティングの材料供給者として詳細な情報提供を受けました。

上海の会社はその後、自社で巨大3Dプリンターを作り、テレビの取材でも、独自開発の技術であるかのように説明してしまったのでした。
(後略)

http://bylines.news.yahoo.co.jp/ieiriryota/20140509-00035149/

わざわざ盗人(ちゅうごくじん)に懇切丁寧に情報提供とか、ここまで来ると「騙されるほうが悪い」と言われても…。