なんで飛行戦艦って造られないの？ : 大艦巨砲主義！

現有技術で建造できる飛行戦艦に使い道が無いから。
「現有技術で建造できる飛行戦艦」と言った場合、未来少年コナンに登場するような超巨人機は「無理」なのでパス。
最も現実的な解が「(半)硬式飛行船」であり、現代兵器の前には装甲が紙、搭載兵器量は図体の割に小さく、速度も微妙で、耐候性もイマイチ。
ちなみに、ドイツが先の大戦で爆撃機としてツェッペリン級飛行船を偵察や哨戒、爆撃に運用したのが実戦で軍用飛行船を使用した最初。
が、非実戦ならアメリカは1930年代にアクロン号という偵察機を搭載し、離発着可能にした飛行船を運用していた。
そう、「飛行空母」は８０年以上前に存在していたオチ。
ちなみに、アクロン号は同形艦を含めて２隻存在したが、どちらも事故で墜落しており、ヒンデンブルク号爆発事故で飛行船自体にネガティブな印象が付いた事により、以降アメリカは軍用飛行船から手を引いて行くことになる。
当時に比べると、素材技術も、飛行船技術も向上しているが、それ以上の速度で対空兵器と航空機技術が発達し、今となっては海の上に浮かぶ空母より「良い的」でしかない。
「人が一杯乗れる」とかスレでは言ってるけれど、実はジャンボの方遥かに多くの人を乗せられる。(747で500名以上)
かのグラーフ・ツェッペリンの最大乗員数は、わずか４０名である。
ロマンはたっぷりあるんだけど、使い道が皆無。それが空中戦艦。
もちろん、不思議の海のナディアに出てくる空中戦艦の様に、不思議パワーで宙に浮かび、不思議な発掘兵器で武装され、不思議パワーでバリアまで張れるなら、実用として使えるかもしれんけど。
どうでもいいけど、ナディア２１話を見たくなったわ…。