gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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3D銃設計図の削除を要請 警察庁委託団体が運用開始、ネット監視 - MSN産経ニュース

インターネット上の違法・有害情報を監視する民間団体「インターネット・ホットラインセンター」(IHC)が、3Dプリンターで製造できる銃の設計図のデータを発見した場合、プロバイダー(接続業者)に削除を要請する運用を始めたことが7日、分かった。業務を委託する警察庁が明らかにした。
銃の設計図のデータをネット上で公開する行為は違法ではないが、3Dプリンターで製造した拳銃を所持していたとして、今年5月に神奈川県警に逮捕された男が、データをネットから入手していたことが判明。警察庁がIHCに運用基準の改定を要求し、8月1日から始まった。
この他、盗撮行為を助長するサイトや、ストーカー行為の依頼、住民票の写しの不正入手を請け負うような書き込みがあるサイトについても、削除を求めることにした。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140807/crm14080711030002-n1.htm

この削除要請の法的根拠は、何なん?
三次元の児童ポルノとか、明確な犯罪性があると「誰の目にも客観的に判る」ものならともかく、3Dプリントデータなんて、実用性の有無は、高度に工学的な知識が無いと、「単なる見た目だけの3D銃っぽい造形物」と「実弾の撃てる3D銃データ」の区別なんてつかないんだけど。
3Dデータの共用と発展って、3Dプリンターを利用した工学発展とは不可分なんで、Winny裁判の時のように、検挙率しか目に入っていない警察(むのう)が、技術的発展の萌芽を踏み潰す愚挙にならないのか、非常に懸念している。
警察の言う「密造銃」とは、警察が勝手にバレルを金属に変え、雷管を叩くための撃鉄形状を変えて「撃てるようになった」らNGという酷い基準だから、目をつけられたら終わりと言うヤクザ運用でも驚かないで、わし。