gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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中国のステルス戦闘機は日本を15年リード : 大艦巨砲主義!

2014年9月25日、竜騰網は日中のステルス戦闘機開発技術に関する韓国ネットユーザーのコメントを取り上げた。
22日付香港紙・明報は軍事評論家・梁国良(リャン・グゥオリャン)氏のコメントを掲載した。梁氏は中国の第5世代ステルス戦闘機関連技術は日本を15年リードしていると分析している。日本の先進技術実証機(ATD-X)は間もなく初飛行を迎える予定だが、いまだに実証機段階。中国は第5世代戦闘機J-20の初飛行を終え、2020年には20機が配備される予定だ。
この記事が韓国の大手ネット掲示板で翻訳、紹介された。以下はその反応。
「中国は日々発展しているというのになぜ韓国はこんなにダメなの?」
「うちの国の指導者は国防にまったく興味がない。気にしているのは自分の権力のことだけだ。韓国軍はもう腐りきっているし。北朝鮮の挑発は予告なくやってくるのにどうするんだ。李舜臣みたいな名将が出現しないものか。」
「うらやましい。」
「15年どころじゃないでしょ。日本が開発した戦闘機はF-2だけなんだし。エンジンもレーダーも日本には自主開発する力はないよ。」
「韓国人ってさ、狭い国土の中から権力者を批判したり、日本人を批判したりと騒ぐばかり。向こうの立場になってみるとバカみたいに見えるよね。韓国人の自信ってどこからくるんだろ。ただの小国でしかないのに。」(翻訳・編集/KT)

http://www.recordchina.co.jp/a94802.html

ATD−Xの話なのに、韓国人のコメントを拾う意味が分からん。
J20に関しては、中国の空軍司令官が2014年に大量生産し、2015年秋から実戦配備すると豪語していた筈なんだけど、未だに先行量産型どころか開発ナンバーで試作機飛ばしている状況。
ロシアのT50も15年には量産開始という話だったのが、未だに開発中だけど、搭載レーダーとかエンジンの開発とテストは順調で、きちんと開発が進んでいる情報が出てきている。
未だに試験機の飛行テストしかしておらず、エンジンは開発中、搭載レーダーについても要求仕様とか願望はあっても影も形も無いJ20より、T50の方が明らかに先に進んでいる。
ぶっちゃけ、J20って搭載武装アビオニクスに関する情報も無くて、フェーズとしては日本の先進技術実証機と大差無いと言うか、イギリスでステルス性能にお墨付きをもらってる日本より、客観的に中国のJ20が優れている、と言う情報は、どこにもなかったりするから、「中国が日本を15年リードしている」なんてのは、あくまで「予想」でしか無いのよね。
対して日本は偏向ノズル搭載のエンジンも要素技術として研究済みで、AESAレーダー技術もある。火器管制についても、アメリカが日本向けに輸出禁止した時、自前で開発したりしているから、別に技術が無いわけでもない。
あとは金とやる気だけ。
…問題は、この点で日本は中国に圧倒的に負けているから、15年差かどうかはともかく、ゼロかイチかなら、戦闘機開発を進めている中国に対して、未だに開発スタートしていない日本は、無限倍に遅れているともいえる。