gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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人に話したくなるコラム:ファストフードの時代は終わった? 変わりゆく米国の食事情 - Business Media 誠

米国の食文化に多大なる影響を与えてきたファストフード・ビジネスが、いま大きく変わろうとしている。
(中略)
ファストフード文化を世界中に拡大させてきたマクドナルドの停滞を横目に、今、米国ではファストフード界に新たなトレンドが巻き起こっている。食のクオリティを追求する「ファストカジュアル」の台頭だ。そして、その中心になっているのが、人気急上昇中の「Chipotle Mexican Grill(チポートレ・メキシカン・グリル)」だ。
(中略)
長らくファストフード業界では、できるだけ安く食材を手に入れ調理を一貫化してコストカットをすることで、商品の低価格をキープしてビジネスを行ってきた。だが、チポートレを代表とする「ファストカジュアル」は、高級感のあるダイニング環境と高品質のフードをファストフードのフォーマットで提供する、カジュアルレストランとファストフードの中間という位置付けだ
(中略)
マクドナルドやタコ・ベルなどではセットメニューが約2ドルから買えるのに対し、チポートレは約7ドルもする。強気の価格設定だ。
(中略)
他のファストフード店と違うのは、メニューが少ないことだ。チポートレでは、ブリトー、タコス、ブリトーボウル(トルティーヤ抜きのブリトーで見た目はサラダ)とサラダの4つがメニューの基本になっている。メニューを決めたら、中に入れるトッピングをショーケースの中から選んでいく方式だ。
(中略)
米国で「ファストカジュアル」が支持されるのは、顧客がよりパーソナライズされた高品質の食を求めるようになってきているからだ。ナチュラルで環境に配慮した高品質の食材を使用するのはビジネスとしてはコストがかかるように思えるが、チポートレが証明しているように利益を出すことは可能なのだ。
(後略)

http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1410/30/news018.html

なんというか、結局は外でも食べられる、片手で持てる、時間を掛けない「ファストフード」という点はぶれないのね。
一般的なアメリカ人が「高級感」とか「高品質」を語る時の水準が知れてしまう点で、かなり残念感が漂う。
アメリカのマクドのセットが2ドルからで、高級感があるチポートレが7ドルと言う時点で、「あっ…(察し)」という感が酷い。
日本だと、この立ち位置に近いファストフード店として「サブウェイ」が既にあるんだけど、ドリンクとポテトを付けて7ドル未満くらいだから、価格帯も同じくらい。
日本で、「サブウェイ」を「食文化に革命」とか「高級感がある」と評するだろうか?
そもそも、都内の外食で750円と言えば、どちらかと言うと「下限ライン」である。
この価格帯をカジュアルレストランとファストフードの中間と言うだろうか?
なんというか、アメリカの外食事情と言う物は、日本人には想像できないレベルで低いんじゃないかと、不安になる記事だと思った。
日本だと、カジュアルレストラン(オサレ)とファストフード(底辺)の間には、割と階層差があるイメージなんだけど、アメリカには「中間」を埋めるものが無かったのだろうか。(日本だと、上記の中間にあるファミレスとか軽食店でも価格内容で色々と階層差が作られている感じ)