世界最小のタイの空母「チャクリ・ナルエベト」が訓練を実施 : 大艦巨砲主義!
タイのニュースサイトはこのほど、タイ王国海軍が1隻だけ保有する空母「チャクリ・ナルエベト」の訓練の様子を公開した。同空母はタイ王国海軍が保有する空母で、コードネームは「HTMSチャクリ・ナルエベトR-911」、製造国はスペインで、世界最小の空母である。タイの財政状況はアジア金融危機の発生後あまりよくなく、この空母の運営を維持するだけでも大変といえる。
http://japanese.china.org.cn/politics/txt/2014-11/05/content_33977006.htm
(後略)
搭載されている固定翼機がシーハリアーやハリアーIIの原型というべき旧式機AV−8S マタドールが6機に、汎用ヘリはシーホークが6機というかなりお寒い状況で、ついでに言うとマタドールも整備不良でほとんど稼働できない状況となっており、2011年には艦から降ろされてしまったとか。
戦力的には、艦載機コミでも日本の汎用護衛艦以下であり、戦術的には空母ではなく「外洋哨戒ヘリコプター母艦」であり、海上捜索・救難と、EEZ哨戒用の中核艦という位置づけらしい。
少なくとも、対潜ヘリ母艦と旗艦機能を持った中核艦として整備された「いずも」とは全く用途が違うし、中国の技術習得目的の再生空母とも違う存在と言うべき。
…とはいえ、国家規模に不相応という誹りは免れないだろうけれど。