gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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海上自衛隊、新型護衛艦を導入へ : 大艦巨砲主義!

離島防衛や災害派遣など多様な任務に対応するため、海上自衛隊は新型護衛艦2隻を2021年度に就役させる。小型で高速航行でき、機雷掃海能力を備えたのが特徴。写真は、新型護衛艦のイメージ図(防衛省提供) 【時事通信社】(2014-11-09)

http://www.hamakei.com/gpnews/135255/

最近はヘリ空母とかイージス艦とか、高額で大型艦艇が話題になっていたけれど、軍縮のやりすぎで少数精鋭を余儀なくされていた自衛隊は、艦隊のワークホースと言うべき汎用護衛艦ですら5000トンを超える贅沢に過ぎる陣容だったから、3000トン級のコンパクトな汎用護衛艦を導入して数を揃えるのは、悪い選択肢ではない。
…けど、類似のコンセプトでアメリカが競作したLCSがコスト高で頓挫しかかっているのを見ると、この将来型護衛官(DEX)を艦隊の中核に据えて大量建造する訳でもないなら、結局は高コストが理由で旧式化したDEを新しいDEで代替しました、戦力は増えてません、で終わりそうな予感もする。
個人的には、無人ミサイル艇のような「犠牲を前提に運用できる無人兵器」を実用化して、敵の物量に対して「人命を損耗しない物量」で対抗できるようなシステムを検討した方が、捗る気はする。
日本海の荒波の前には、小型艇は実用に欠けると言う問題はあるけれど、はやぶさミサイル艇をプラットフォームにして、レーダーの省力化・ネットワーク化、無人化前提で再設計する等すれば、出来そうな気はするんだけど。
完全無人化前提なら、防御装甲すら不要なんで、FRPで艦体を作るなんて無茶振りも行けそうだし。
ちなみに、自衛隊でFRP船体の採用実績は、掃海艦(690トン)であるので、無茶と言う程でもないと思う。
200トン未満なら、FRP船体としても中規模だから、全然余裕だろうし。