gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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次期国産ロケット、史上最大に…コストは半減 : 科学 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

 国が2020年度の初打ち上げを目指して開発する、新しい大型ロケットの基本性能が9日、明らかになった。
静止軌道(高度3万6000キロ・メートル)に打ち上げ可能な衛星の重さを、現在の主力ロケット「H2A」の4・6トンから、6〜7トンまで向上させる。製造から打ち上げまでのシステムを効率化し、H2Aの半額の約50億円で打ち上げる。全長は国産ロケットで史上最大の約63メートルとなる。
静止衛星は近年、運用期間を延ばすため大型化する傾向にあり、H2Aでは十分対応できなくなってきた。H2Aを増強したH2Bロケットは、5・5トンの静止衛星まで搭載可能だが、実績が少なく、国際宇宙ステーション(ISS)への補給船「こうのとり」の打ち上げ以外には使われていない。

http://www.yomiuri.co.jp/science/20150409-OYT1T50055.html

価格低下は、どーやって実現するんだ?
調べてみると、あんまり抜本的なコスト減につながるような話は見当たらないのだが…。
「設備仕様の簡素化、機体自動点検による、点検整備設備の簡素化」とあるが、それで成功率が落ちたら本末転倒でしかない。
凄い、というか凄まじいのは、現行の地上追尾レーダー施設を、テレメーター受信設備のごく一部を除いて全廃し、ロケット側の観測データ一本に絞ってしまう辺り。
更に、現行4波ある通信冗長系をバッサリ半減、大容量2系統へと統合。
地上での仕掛り時間を削減して、トータルの維持コスト低減ってのは理解できるが、それだけで半減まで出来るかと言うと、強い疑問を感じる。