gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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オバマ米大統領「中東では全てが米国のせいにされる」「何かやっても何もしなくても批判」 : 大艦巨砲主義!

ワシントン和田浩明】オバマ米大統領は15日、中東の衛星放送アルアラビーヤのインタビューで、シリア内戦が約1年8カ月後の自らの任期切れまでに終わるか聞かれ「正直に言って、難しいだろう」と悲観的な見通しを示した。また「中東では全てが米国のせいにされる」とも語り、内戦長期化が米国の関与不足だとの論調にいらだちも示した。
オバマ大統領は、シリア内戦は米国が止められるものではなかったと指摘。中東からの批判に対し「我々が何かやれば介入したと言われ、何もしなければなぜ何もしないのかと言われる」と反発した。この点については、14日に会談したペルシャ湾岸諸国の首脳らにも伝えたという。
オバマ氏は、米軍がシリアに侵攻しアサド政権を排除していれば「国際法違反だ」と発言。仮に地上軍を派遣して一時的に反体制派を支援できても、統治の改善や平和の維持は続かないとの認識を示した。また、政権と対立するイスラム過激派組織「イスラム国」(IS=Islamic State)の存在に触れ、反体制過激派を利しかねないという考えを示唆した。
オバマ氏は、シリア情勢について「米国は最終的にはアラブ諸国を通じてしか取り組めない」と発言。内戦終結や政治的移行には、米国も含めた国際的な取り組みが必要になると述べた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150516-00000065-mai-int

オバマの嘆きにも、一理ある。
…というか、正しい認識。
とはいえ、欧米が散々やらかして、散々迷惑をかけた後、オバマの代になって「いきなり投げ出した」から、文句を言われているという事も事実で、「アメリカの大統領」としては、「お前が言うな」案件でもある。
特に、「アラブの春」という、誰得な反政府デモやらテロルを「民主化だ」と容認した西側諸国は、結果的に中東全域を同時に不安定にした、と言う罪を反省すべきだと思う。
まあ、アメリカ式の強引な占領政策で民心が得られる、なんてアメリカに間違った成功体験を植え付けてしまった日本は、ある意味では責任あるんだけど。
民度が高いとか、国民が勤勉で、怨みは怨み、恩は恩ときちんと分けて考えられ、戦後復興に尽力したアメリカへ恩義と感謝を示す事が出来るとか、そんな性質が「他の民族にもある」とアメリカが勘違いするなんて、思う訳無いやん。
つか、アメリカ式の占領政策で、日本に次ぐ第2の成功例と言われる韓国だって、90年代には反米MAXだったし、日本がせっせと支援しなきゃアメリカだけじゃ支えきれずに97年に潰れていた筈なんだし。

204:名無しさん@5月17日まで板ルール集中議論中:2015/05/16(土) 20:01:06.80 ID:N+TEswdS0.net
第三次中東戦争敗戦後のエジプト大統領
「アジアには日本がいた。アラブには日本はいない。」

http://military38.com/archives/44058789.html

ガチでほんこれ。
地域を代表する先進国が一つでもあるかないかは、とてつもなく大きい。
欧州にドイツがいなかったら、EUなんて今でも通貨統合まで行かずに足踏みしてただろうし、もし、日本が戦前にアジアで唯一の先進国になって居なければ、今でもアジアは中東より貧しく遅れたアフリカと同レベルの非文明圏として扱われていたと思うよ。