gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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ギリシャ議会、改革法案可決…一部与党は反対票 : 国際 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

アテネ=青木佐知子】ギリシャ議会(定数300)は16日未明、欧州連合(EU)から金融支援再開の条件とされた構造改革の関連法案について採決を行い、賛成229、反対64で法案を可決した。
増税や年金制度改革などの緊縮策が盛り込まれた法案には、野党が賛成にまわった一方で、チプラス首相率いる与党・急進左派連合からは閣僚を含む38人が「造反」に回った。
与党内では、今回の法案が政権公約の「反緊縮」とはかけ離れた内容だとして批判が噴出。本会議の開始は15日夜にずれ込んだ。チプラス氏は採決前の演説で、EUとの支援合意について、「我々は(合意の)正当性を信じていないが、受け入れを迫られた」などと釈明した。
採決で、与党・急進左派連合所属の議員のうち反対票を投じたのは、コンスタンドプル議長、ラファザニス・エネルギー相、バルファキス前財務相ら32人。6人は棄権した。緊縮策を受け入れたチプラス政権の求心力の低下が浮き彫りになった格好で、チプラス氏は今後、内閣改造に踏み切るとみられている。
ユーロ圏首脳会議は、ギリシャ政府が15日までに構造改革の法制化を済ませれば、最大で860億ユーロ(約11・7兆円)の融資を行うことで基本合意している。今回の法案成立を受けて、ユーロ圏各国では、ギリシャ支援を正式に承認する国内手続きに入る見通しだ。

http://www.yomiuri.co.jp/world/20150716-OYT1T50016.html

正直なところ、改革法案をギリシャの議会が通る確率は、半分以下だと思っていた。
理由として、チプラス首相の基盤である急進左派連合は、国の興亡より自らの正しさだけを希求する、日本の民主党の様な集団で、国政を預かりながら、その結果に責任を持たない議員ばかりだと、認識していた為。
実際にこの法案が可決した後、ギリシャでデモが発生しているぐらいで、そうした議員の「正しさ」をギリシャ人がその愚かさを持って証明している。
日本の民主党は、比較的良心的な野田首相が出てくるまで、2人も無駄首相が発生したけれど、チプラス首相は交代なしで、自らかじ取りを修正した点で、優れていると思う。
…まあ、どこまで続くかわからんけど。
しかし、ギリシャのデフォルト前提だったから、円高に振れると思って、さっさと利確したけれど、そのまま持ってたら利益は4倍くらいついてたなぁ…。