gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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ミラーレス車:公道へ 「カメラで代用」国交省が解禁へ - 毎日新聞

◇16年6月にも新基準 死角減少に期待
国土交通省が、道路運送車両法が定める自動車の保安基準を改定し、乗用車やバス、トラックに備わるすべてのミラーをカメラとモニターで代用することを認める。ドライバーの死角をなくす高性能カメラを普及させ、交通事故の減少を狙い、来年6月にもミラーが全くない新型車が公道を走れるようになる。【内橋寿明】
自動車の国際基準を定めている国連の「自動車基準調和世界フォーラム」(WP29)が今月、一部のミラーに限定していた代用をすべてのミラーに拡大することを決めた。新しい基準は来年6月に発効する見通し。
WP29は、代用を認める条件を「映像がミラーと同じ範囲や画質」とした。ドライバーの違和感をなくすため従来のドアミラーやルームミラーとほぼ同じ位置にカメラやモニターを設置。夜間でも肉眼と同程度に見えるようモニターの明るさやコントラストを細かく規定した。
基準を満たせば、追加機能が認められる。国交省が期待するのは車体周囲を映すカメラ映像で死角をなくすこと。現行の保安基準は、車体の前や横に立つ子どもを運転席から視認できなければならないが、真後ろの視界については規定がない。だが、後進時の事故は多い。徳島市では10月、盲導犬と一緒に通勤途中の男性視覚障害者(当時50歳)がバックしてきた2トントラックにはねられて死亡した。運転手の後方確認が不十分だったとみられている。
また、右ハンドル車は車体左の死角が大きく、左折時の巻き込み事故が起きやすい。巻き込みを防ぐために肉眼の視野より広く映るカメラが有効になる。死角をカメラで捉える設備は一部で導入されているが、国交省は性能を高め更に普及させたい考えだ。
関係者によると、国内主要自動車メーカーは技術開発を進め、カメラは実用レベルに達している。ある大手幹部は「当面は死角を補うカメラとミラーが併用されるだろうが、性能が高まれば『ミラーレス』時代が来るかもしれない」と話す。
名古屋大未来社会創造機構の二宮芳樹特任教授は「雨の日や車内に荷物を置いた時、ミラーでは見えにくいがカメラだと鮮明に捉えることができる。氷点下など厳しい気象条件でも故障しないよう性能を高めることが大切だ」と話している。

http://mainichi.jp/select/news/20151130k0000m040109000c.html

安全性が高まるのは良い事だ。
つーか、現状だとフロントガラスに半透明の情報表示する事すら違法だから、戦闘機のHUDの様に危険情報を表示して警告する事すらカーナビの様に別のモニターを用意して、視線を大きく動かさないと見られないとか、技術の進歩に対して法整備が全く追いついていない。
憲法改正もそうだけど、日本の法曹界って条文の変更や廃止は死ぬ程嫌いで、解釈変更で場当たり的な対応ばかり繰り返す悪癖があるから、これが日本で技術的なイノベーション誕生を大きく阻害していると思う。
ついでに言うなら、ETCを普及させるぐらいなら、車載カメラやドライブコンピューターを搭載義務化して、交通事故が起きてしまった際の原因調査に使えるようになれば、事故冤罪なんかも大幅に減ると思うのだが。
マイナンバーなんかもそうだったけれど、何故か犯罪者が一番困る政策って、何故かマスコミが総力を挙げて反対したり、Disったりするのよねー…。