gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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なんか、ロシアの空母が重航空巡洋艦という話と合わせると、日本で海自の戦闘艦は全て「護衛艦(英語だとDestroyer…駆逐艦)」と呼ぶようなもんなのかな、と思ったり。
弾道ミサイル搭載原子力潜水艦(SSBN)=原子力戦略用途水中巡洋艦
巡航ミサイル搭載原子力潜水艦(SSGN)=原子力水中巡洋艦
原子力潜水艦(SSN)=原子力巡洋潜水艦
うーん、アメリカが「戦略原潜」と「攻撃型原潜」の2タイプで運用しているのを考えると、潜水艦に対する役割も国によって異なる、と言う部分が見えて良いね。
なお、最近は潜水艦でも遠距離対地攻撃力を確保する為に、水中発射型の巡航ミサイル搭載が増えてるんだけど、日本は憲法9条の呪いのお蔭で、巡航ミサイル自体が装備できない為、日本の潜水艦の主兵装は長魚雷と旧式化している水中発射型ハープーン(UGM−84)しか無い。
つい最近、最新のUGM−84LハープーンBlockIIを、有償軍事援助経由で輸出して貰える事になって、射程が倍になったけれど、このミサイルが「一応対地攻撃も可能」という理由で、チョンコロがぎゃーぎゃー騒いでいるらしい。
潜ったまま高速で数日間逃げ続けられる原潜ならともかく、基本的に数日に1回は浮上しないとまともな水中速力を維持できない通常動力潜が、射程248kmで対地攻撃できるとか言っても、敵地付近まで進出しての対地攻撃なんて、半分がた自殺みたいな行為だから。
あくまでも、比較的安全に対艦攻撃が可能になっただけ、という話だと日本では理解すべき。
そして、そもそも日本の潜水艦の主任務は戦略要地での待ち伏せ攻撃であり、その際の主兵装はハープーンではなく89式長魚雷である。
だいたい、亜音速でしか飛べない世代のミサイルは、進化した対空迎撃能力によって、先進国の最新艦相手だとかなり分が悪い勝負であり、日本の仮想敵相手だと正直、対艦攻撃の主力として使うには信頼性が低い。
特に、潜水艦発射型ミサイルは、発射直後に射点が逆算解析されてしまうから、潜水艦最大の利点である秘匿性を失う諸刃の剣でもある。
その意味で、最新型ハープーンを国内ライセンス生産ではなく、FMSで調達と言うのも、日本ではこの最新型ハープーンを主力として使わない、と言う推測を裏打ちしていると言える。
対地攻撃用なら、たった48発とは言わず、その10倍は揃えないと、屁のツッパリにもならんしなぁ。