gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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Google、ロシアのAndroid反トラスト訴訟で上訴に失敗 | TechCrunch Japan

Googleはロシア法廷で、同社のモバイルOS、Androidに関わる反トラスト法裁判の上訴に敗れた(via Reuters)。
Androidに対する競争に関わる告発は、2016年2月に現地の企業、Yandex ― 別名「ロシアのGoogle」 ― が起こしたものであり、GoogleAndroidの契約が、Google Playアプリストアを利用するために、様々なGoogleサービスを端末にプレインストールすることを要求していることは、競争原則に反すると訴えていた。
当初の裁定は、ロシアのFAS(連邦独占禁止局)が昨年9月に下した。Googleは決定に異議を唱え上訴したが、今日、モスクワ仲裁裁判所は同社の訴えを退け、Googleの慣行は「他社アプリのプレインストールを阻止する」ことつながりロシア法を破るとした、FASの判決を支持した。
今後Googleは、ロシアでのOEM契約を裁定に従うよう修正する必要がある。
Google広報に、上訴に敗れたことへの対応について尋ねたところ、「判決文を見ていないのでコメントできない」と語った。
Yandexの広報は、「Googleの反競争的慣行についてあらゆる事実を慎重に検討した結果、法廷はFASの判決を支持した。われわれは、Googleに対するFASの決定を法廷が支持したことに満足している」と語った。
この反トラスト裁定は、ロシアにおけるGoogleAndroid関連事業にのみ適用されるが、欧州競争委員会もヨーロッパのAndroidに対する同様の告発を検討している ― 過去に同社の検索比較慣行を調査したこともある。
昨年10月、ヨーロッパの反トラスト委員長、Margarethe Vestagerは、Google Android調査について、部門内での「優先順位は高い」と語った。
当時の原告は、GoogleAndroidプラットフォームの圧倒的支配力を「トロイの木馬」のように利用して自社サービスの採用を進め、競合アプリ ― Googleのアプリやサービスと異なりユーザーが発見してダウンロードする必要がある ― を占め出していると言っていた。
アナリストらはAndroidスマートフォン市場の世界シェアを80%前後と見ており、AppleiOSが大差の2位 ― これがスマートフォンユーザーがどのアプリやサービスを発見するかを事実上支配する強大な力をGoogleに与えている。

http://jp.techcrunch.com/2016/03/15/20160314google-loses-android-antitrust-appeal-in-russia/

図々しいというか、中国人並の厚顔さと言うか。
Googleは、Android OSと開発プラットフォーム、保守までを無償供給する代わりに、周辺サービスで利益を上げるビジネスモデルを莫大なコストを掛けて生み出した結果が、「今」である。
前人未到のビジネスモデルが実現できると判ったとたん、そのお零れで食ってるロシア企業が図々しくもタダ乗りする気なら、ロシア向けのAndroid機は全て、Google Playや各種プレインストールソフト無しで供給する代わり、ゲイツOS並のお値段で売ればいいんじゃないですかねぇ?
…端末価格が一気に2万以上値上がりするし、Google Play無しだとフリーソフトの入手すら面倒くさくなるけど、ロシアの一企業を守る為にロシア人全体が不利益を被るのは正しいんだよね。きっと。