韓国海軍の最新鋭潜水艦（１８００トン）が進水 来年実戦配備 射程１０００キロの国産巡航ミサイル「ヘソン３」などを搭載 : 大艦巨砲主義！
【ソウル聯合ニュース】韓国海軍は５日、南東部、蔚山の現代重工業で最新鋭潜水艦「洪範図」（１８００トン）の進水式を行ったと明らかにした。
http://japanese.yonhapnews.co.kr/Politics2/2016/04/05/0900000000AJP20160405002100882.HTML
進水式には鄭鎬渉（チョン・ホソプ）海軍参謀総長、現代の権五甲（クォン・オガプ）社長ら関係者が出席した。
同艦は７番目の１８００トン級潜水艦で、独立軍総司令を務めた独立運動家の洪範図（ホン・ボムド）にちなんで命名された。全長６５メートル、幅６．３メートルで、最大速度は２０ノット（時速３７キロ）。対艦戦や対潜水艦戦、攻撃機雷敷設などの任務を行う。北朝鮮の核施設を攻撃できる射程１０００キロの国産巡航ミサイル「ヘソン３」などを搭載する。
来年７月に海軍に引き渡され、韓国領海防衛の任務に就く。
アメリカの潜水艦も巡航ミサイルを搭載しており、浅深度からの水中発射が可能だけれど、韓国の玄武３シリーズはどうだっけか、と調べてみたところ。
艦対地巡航ミサイルとして派生した「天竜」シリーズの派生として、潜水艦発射型の巡航ミサイルが開発されており、圧搾空気を利用して水中発射可能との事。
…おお、意外。
ただし、派生元となった「天竜」は射程５００ｋｍに対して、射程は３００ｋｍと大幅に短くなっており、潜水艦発射型に改造するに当たり、相当の小型化を強いられたものと思われ。
ちなみに、日本の潜水艦はチョークポイントでの待ち伏せが主任務であり、憲法９条の呪いで「攻撃的な装備は自主規制」という理由から、対地攻撃用の巡航ミサイルは装備していない。*1
元々、潜水艦発射型の巡航ミサイルって非対称戦ならともかく、格上や同格の敵と戦う事を考えた場合、潜水艦最大の利点である秘匿性を損なう攻撃手段だから、アメリカが潜水艦発射型のトマホークで無双してるからって、仮想敵国を格上の日本に設定している韓国が、潜水艦発射型の巡航ミサイルを配備してホルホルしているのは、なんというか、分不相応な装備を買う金があったら、本業である北朝鮮向けに使う装備をきちんと使えるようにしてからやれよ、と言いたい。
北朝鮮が相手なら、高価な巡航ミサイルを使うより、ロケット砲を撃ちこんだり、世代違いの戦闘機で制空権を取って空爆した方が安くて効果的なんだけど…。
