gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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ワンフェスで2体しか作られていなかったフィギュアが2体とも転売されていた→他にも転売被害続出 - Togetterまとめ

転売屋は悪だと思うが、ヤフオクに代表される個人で利用可能な安価で簡便なマーケットシステムがある限り、この問題が解決する事は無いよ。
法律云々は全く筋違い。
版権元にしてみれば、転売されたところで「許諾した商品が増える訳じゃない」から痛くも痒くもないのだから。
ただ、コメントでも触れられているが、リスクとして挙げられるものとして、ディーラーが在庫を「売れたこと」にして「イベント後にヤフオクなどで販売する」可能性がある。
「当日版権」というシステムの「抜け道」で、これをされると、「当日だけじゃない版権」になる。
3店方式と一緒で、ディーラー本人が売らず、イベント中に在庫を売り子の人に売った事にして、売り子の人辺りが代理で出品すれば、もう違法性を問う事は裁判で争わないと確定しないと思われ。
これにしたって、在庫になるようなガレキがそうそう売れ切れるなんて事は無いから、ディーラーの在庫販売機会を増やす以外の効果は無く、版権元としても個数分の版権料を手に入れているので、損をする訳でもない。
閑話休題(それはさておき)
根本的な話をするなら、転売屋を無くす為には、需要より多くの供給をするしかない。
しかし、個人であるディーラーが在庫リスクを抱えてまで過剰供給する義理は無く、そんなに売れるなら版元がフィギュアメーカーと組んで完成品を売った方が儲かる。
そんな現実の中で、ディーラーさんがリスク低目で転売屋対策するとしたら、きちんと再販してくれる事だけなんだよなぁ。
でも、転売屋の商材になるようなディーラーさんは、基本的に再販無し(または早めの再販告知しない)、持ち込み数僅少って奴が殆どだから、その点で、自業自得と言う面も無きにしも非ず。
だって、会場で「次のイベントで再販します」って書いておくだけで、転売価格が覿面に下がるんだから。
ただ、一部の版権は1作品1回しか許諾しないっていうクソが居るので、そーいうのは問答無用で転売商材候補になる。
人気作品でそれをされると、マジで転売地獄になる。
…あれ、いつも思うけど誰得なんだろうね…。