英国防相、新造空母へのV-22搭載の可能性を否定 - Business Newsline

Earl Howe英国防相は20日、議会での質問に応じて現在、建造が進められている新型空母「HMS Queen Elizabeth」にV-22を搭載するという可能性を否定した。
HMS Queen Elizabethの建造作業は既に完了しており、就役は年内となることが予定されている。しかし、艦載機として搭載を予定しているF-35Bの開発の遅れにより、就役時点においては、F-35Bの調達を行うことができない状況ともなっており、就役させても搭載する機体がないという状況となっていた。
英国内では、そうした状況を回避するために、代替策として長距離・高速での運用能力を持つV-22を導入構想が取りざたされていた。
英国防省では、艦載機ゼロという非常事態を回避するため、一時的にHMS Queen Elizabethを米海兵隊と共同運用を行うことで、米海兵隊のF-35BやV-22を搭載して運用を行うという案が浮上してきている。
HMS Queen Elizabethを米海兵隊と共同運用することができない場合には、同空母は、艦載機なしで運用が行われてることとなり、実質的には意味を成さないこととなる。
一方、導入が遅れているF-35Bに関して、英国内では、改めて、F-35Bに加えて、F-35Aの導入を行うといった案も浮上してきている。

http://businessnewsline.com/news/201703270446550000.html

あれっ、空母艦載機タイプのＣ型はともかく、海兵隊仕様のＢ型は一番戦力化が進んでいたんじゃなかったっけ？
そもそも、Ｃ型の開発が一番遅れているから、Ｂ型にしたってのが７年前の話。
そして、昨年１月に最初のＢ型がイギリスに引き渡され、最低５機は保有している筈。
…ああ、日本と同様に、まだアメリカ本土で教導中なのか、だとすると、確かに２０１７年中に就役するＨＭＳ ＱＥに艦載する機体は無いか。
そまあ、確かに、鳴り物入りで就役させた空母に、数年間は艦載機ゼロってのは、流石に不味いか。
ちなみに、イギリスはクイーン・エリザベス級航空母艦を２隻配備予定であり、艦載機はＦ３５Ｂを３６機、ヘリ１２機の計４８機体制を予定しているが、場所を取るＶ２２を運用するなら、ヘリは半減するかも。
…しかし、なんで追加導入がＡ型？
Ｃ型ならまだわかるけど。