「イスラム国」に米軍、最強の爆風爆弾を初使用 : 国際 : 読売新聞（YOMIURI ONLINE）

【ワシントン＝黒見周平】米軍は１３日、アフガニスタンのイスラム過激派組織「イスラム国」に対し、核兵器ではない通常兵器では最大の威力があるとされる大規模爆風爆弾兵器「ＭＯＡＢ（モアブ）」を使用したと発表した。
アフガン駐留米軍の発表によると、ＭＯＡＢは現地時間の午後７時３２分、同国東部ナンガルハル州の「イスラム国」のトンネル複合施設に対して投下された。
同軍のジョン・ニコルソン司令官は「『イスラム国は』は劣勢の中で爆発物や地下壕ごう、トンネルで防御を固めており、これらの障害を排除し、攻勢を維持するうえで適切な兵器だ」と説明している。
ＭＯＡＢはＭａｓｓｉｖｅ　Ｏｒｄｎａｎｃｅ　Ａｉｒ　Ｂｌａｓｔの略。２００３年のイラク戦争に合わせて開発されたが、実戦で使われるのは初めて。その巨大な威力から、同じ頭文字をとって「Ｍｏｔｈｅｒ　ｏｆ　Ａｌｌ　Ｂｏｍｂｓ（すべての爆弾の母）」の異名がある。

http://www.yomiuri.co.jp/world/20170414-OYT1T50044.html

ＭＯＡＢは、対抗して開発したロシアのＦＯＡＢ(燃料気化爆弾)と違って、通常炸薬で最大の破壊力を持つ爆弾である。
故に、小型核に匹敵すると言われる戦術兵器扱いの燃料気化爆弾と違って、気兼ねなく使える点が、優位点となる。
まあ、中国やロシアは、「核兵器では無い」という理由で、燃料気化爆弾を平然と使いそうって話はあるが。
何にせよ、これは「デカいけど普通の爆弾」カテゴリなんで、必要以上に騒ぐ必要は無い。
むしろ、もし、これに対抗してロシアが燃料気化爆弾を使い出したら、ＡＢＣ兵器使用と同レベルで非難しないと、中国に使われて日本がヤバイまである。