gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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痛いニュース(ノ∀`) : 格安スマホに対する苦情が急増「これまで通りのサービスを安く受けられるんじゃなかったのか」 - ライブドアブログ

国民生活センターは13日、格安スマートフォンに関する16年度の相談数が1045件に上り、前年度比で2.8倍に急増したとして注意を呼び掛けた。「これまで通りのサービスを安く受けられると思っていたのに実際は違っていた」との相談が目立つといい、センターは「従来の契約内容と違う点もあるとの特徴を事前によく理解してから契約してほしい」としている。
センターによると、格安スマホを運営する仮想移動体通信事業者MVNO)は、携帯大手から通信回線を借りて安くサービスを展開。相談数は13年度46件だったのが、普及に伴い14年度139件、15年度380件と増加傾向にあった。

https://this.kiji.is/225169836028428291?c=39550187727945729

一体、何をどうしたら、価格だけ下げて、同じ手厚いサービスを受けられると考えられるのか。
総務省が低能で、見当違いな対策としてMVNO推ししたから、こんな勘違い馬鹿が大量発生するんだよ…。
元々日本の携帯料金は、諸外国に比べて高い訳じゃなかった。
もちろん、複雑な料金体系や、MNP乞食優遇といった問題を抱えていた事も事実だけれど、現実として、3大キャリアはボッタクリしていた訳でなく、五月蠅い日本人相手の手厚いサービス込みで、世界標準と大差ない価格しか取っていなかった。
にも拘らず、総務省はキャリアに対して格安で回線をレンタルするように強要し、結果としてMVNOが誕生した。
もし、3大キャリアがボッタクリしていたなら、同じ回線を別業者が仲介すれば、同じサービスを安く提供できたかもしれない。
しかし、現実は総務官僚の妄想とは異なり、MVNO業者は、回線負担の重い、音声通話サービスについては、3大キャリアより高く設定しなければペイできず、実店舗をも持たない、固定費が安い商形態にも拘らず、データ回線使用料と、月額固定費を安く設定する事しかできなかった。
総務省がやった事は、3大キャリアが得る筈だった収益を無理やり削り取り、MVNO業者に配っただけで、国民は全く利益を得なかったのである。
自分の様に、データ回線利用がメインで、ほぼ音声通話をしない非リア充ならともかく、普通の人は、データ通信もするし、音声通話もするし、ゲームもするのだ。
であれば、それらの事を、まんべんなく実現できる3大キャリアで、iPhone等のハイエンド端末を使ってるのが、一番ストレスが少ない。
にも拘らず、月額費用だけを前面に押し出して、総務省まで後押しするMVNO業者に移動して、ローエンドな格安スマホじゃゲームできんと叫び、音声通話しまくって通話料が高すぎると叫び、データ通信は使いたい時(昼間と夕方)に繋がらないと叫ぶのだ。
あれこれ出来ないと不満を叫ぶのは、利用者もアホだが、そもそも主導した総務省が低能過ぎるとしか。
閑話休題(それはさておき)
3大キャリアとMVNOの関係は、NTTとYahooBBの関係に似ている。
NTTにタダ乗りして儲けた孫正義(はげ)が、今度は3大キャリアとしてMVNOにタダ乗りされる時代になったのだから、因果は回る…と思ったでしょ?
実は、3大キャリアの中で、唯一ソフトバンクだけは、その回線を使ったMVNO業者がつい最近まで存在していなかった。
理由は簡単で、ソフトバンクだけ、回線レンタル料金がべらぼうに高額だったからだ。
つまり、孫正義(はげ)は、自分はタダ乗りして散々儲けた癖に、自分が大企業に成長した後は、公共に利益を分配する事を拒んだのである。
流石に、総務省もそんなズルを許さなかったらしく、つい最近、日本通信からソフトバンク回線を使ったMVNOが誕生したが、これ1社のみである。
禿バンクが、如何に利己的な会社であるか、これだけで判る話よな…。