1億円の巨大ロボット「スーパーガジラ」 JAXAにも協力するタグチ工業とは | Abema TIMES

全長7メートル、総重量15トン。岡山県のタグチ工業が、開発費1億円で制作した重機型巨大ロボット「スーパーガジラ」が話題だ。
自社製品のPR用に制作された「スーパーガジラ」だが、その両腕には分厚い鉄骨も簡単に切断する「ガジラ」を搭載。操縦席でのVR（仮想現実）も体験でき、全国各地のイベントや展覧会で人気となっている。
タグチ工業は1962年に創業され、土を掘り出すショベルや、壁や鉄骨などを解体するアタッチメント（付属品）を製造する会社だが、青木善裕社長は「若い人たちの間で、ものづくりに関心のない人が多い。日本は『ものづくり国家』だから、興味を持ってもらうためにスーパーガジラというロボットを作った」と制作の意図を説明する。
その高い技術力を買われ、宇宙航空研究開発機構（JAXA）が主導するプロジェクトにも参画。月面基地を建設するための機械の軽量化のためにCFRP（炭素繊維強化プラスチック）を使用し、従来の3分の1の軽量化に成功した。1トンのショベルカーを月に送る場合、約1000億円かかるため莫大な経費削減が見込まれる。
日経ビジネスのチーフ企画プロデューサー・柳瀬博一氏は「素材と機械そのものがコラボレーションしながら進化するというのは、日本の物作りでも1番強みがある所」と解説。日本のものづくりを現場から支えるタグチ工業の挑戦にこれからも目が離せない。

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ロマン度は高いが、この規模の開発で１億円って、ほぼ製造コストのみってレベルじゃないか思う。
ベースになっている日立建機のホイールローダーが新車で１３００万円ぐらいで、軽量化の為にアルミで新造した「ガジラ」は恐らく一基４〜５００万といったところか。
そっから上に載せてる上半身は当然だけど、腕やその関節部などの部品は全てワンオフなので、お値段はめっちゃ掛かる。
だから、設計とか、組み立ての人件費は、多分入ってないんじゃないかと思う…。
この手の、アホな事を大真面目でやる人間が、失われた３０年でほぼ絶滅状態だから、こー言うのを見ると、絶滅危惧種が生き残っていたと、ほっこりする。