gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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ニクソンより深刻な罪を犯したトランプは辞任する | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

<FBI長官コミーを解任したトランプは、遂に一線を越えてしまったようだ。議会が弾劾手続きに入るのはもはや不可避とみられ、そうなればトランプは辞任して、富豪ビジネスマンに戻るだろう>
昨年の米大統領選でドナルド・トランプが勝利するという予想を的中させた歴史家が、米連邦捜査局(FBI)のジェームズ・コミー前長官の解任劇はウォーターゲート事件と比べても「はるかに深刻」で、トランプは今すぐ弾劾されてもおかしくないと語った。
アメリカン大学のアラン・リクトマン教授(政治史学)は昨年11月、1984年以降の米大統領選の結果をすべて言い当ててきたことで一躍脚光を浴びた。今年4月にトランプの弾劾を予測する著書『The Case for Impeachment(弾劾の論拠)』を出版したばかりだ。リクトマンは、先週のコミー解任で今後ますます大統領に火の粉が降りかかることになるという。
(中略)
現代の米史上で最も弾劾に近かった大統領といえば、リチャード・ニクソンビル・クリントンだ。2人とも司法妨害の疑いをかけられた。だがリクトマンは、不倫スキャンダルの渦中にあったクリントンが元ホワイトハウス実習生のモニカ・ルインスキーとの関係について虚偽の宣誓供述を行ったとされる疑惑よりも、今回のトランプの疑惑の方が「はるかに重大」だと言う。
(中略)
ウォーターゲート事件しか比較対象がないが、トランプの方がずっと深刻だ」とリクトマンは言う。「なぜならトランプの疑惑が、外国政府や国家安全保障をも巻き込んでいるからだ」
(中略)
トランプの弾劾を実現するには、共和党内における幅広い意見の不一致を乗り越える必要がある。現在共和党は上下両院とも過半数を握っており、すぐに弾劾を求める可能性は低い。
だが議会がトランプの弾劾手続きに入るのは不可避と見るリクトマンに言わせれば、トランプ辞任の日はそう遠くなさそうだ。ニクソンは議会が大統領を罷免する弾劾手続きを進め、結果が出る前に辞任した。ホワイトハウス以外でのライフスタイルが充実しているトランプのことだから、ニクソンと同じ状況に追い込まれれば同じように辞任するというのが、リクトマンの描くシナリオだ。
(後略)

http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/05/post-7599.php

なんというか…トランプが哀れだ。
そして、大統領選でロシアの情報リークに踊らされて、ヒラリーを落選させたアメリカのマスコミが、全く反省していない事が、今回の一連の流れで証明されたのが、非常に残念だ。
トランプを当選させるように画策して情報リークしたロシアが、トランプの弱みになるような情報を握っている事は確定的であろう。
しかしそれは、ロシアゲートなどと言って騒いでいる、直接的にロシアとトランプが繋がるような、巨大スキャンダルでは無かった筈なのに、トランプ憎しで一致したアメリカのマスコミは、真実では無く、想像でトランプの罪を囃し立て、FBI長官解任と言う、間違いなく悪手であったトランプの失策を理由に、トランプを解任に追い込もうとしている。
もちろん、マスコミを積極的に敵に回したトランプの傲慢、そして傍若無人とも言える、気に入らない相手をドンドン首にする態度、頭の悪い現実を無視した強硬策の数々。
トランプは弾劾裁判まで持ち込まれなくとも、2期目は難しい状況だったろう。
しかし、この状況は、アメリカにとって利が無く、むしろ中国やロシア、北朝鮮に有利な状況になりつつあるにも拘らず、それをアメリカのマスコミは誰も問題にしようとしていない。
まあ、トランプを引きずり落とし、次の大統領に任せよう、と言う思考なのかもしれないが。
慣例から言うと、トランプが辞任すると、副大統領が昇格する。
副大統領はティーパーティ派のマイク・ペンス
実は、このマイク・ペンスは、トランプよりかなりまともな保守系で、共和党の信任も篤い。
…もしかして、この交代劇の為に、トランプがハメられたと言うのは、穿ちすぎだろうか。