gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

はてなダイアリーが更新できなくなったので、泣く泣くこちらに移行。使いづらいようなら、別なサービスへの引っ越しも検討する予定。元ダイアリー:http://d.hatena.ne.jp/gayuu_fujina/

トランプ氏の機密漏えい疑惑、早わかりQ&A - WSJ

ドナルド・トランプ米大統領が先週ロシア政府関係者と会談した際、過激派組織「イスラム国」(IS)に関する機密情報を先方に提供したとされることが物議を醸している。何が問題なのか、要点をまとめた。
Q:大統領が機密情報を開示するのは違法なのか?
A:違法ではない。他の米政府関係者が機密情報を開示すれば懲罰や刑事訴追を受ける可能性もあるが、大統領は自身が適切だと思える範囲で開示する権限を持っており、他の政府関係者による開示を認めることもできる。これらは大統領令に定められている。大統領令は直近では2009年に修正されている。
(中略)
Q:ホワイトハウスはこの件についてどう考えているのか?
A:安全保障担当補佐官を務めるH・R・マクマスター氏は16日の会見で、トランプ氏がロシアの外相と駐米大使と交わした会話は「完全に適切なもの」であったと述べた。また「会話が適切ではない形で行われ、国家の安全保障に危機をもたらした」かのように伝えるメディアの報道が間違いであるとも話している。
マクマスター氏はロシアと共有した情報のソースについて、トランプ氏がブリーフィングを受けていなかったとも述べた。
トランプ氏は16日、対テロ活動に関する重要な情報をロシア政府関係者との会話の中で共有したことについて、自身が「絶対的な権限」を持っているとツイッターに投稿した。

http://jp.wsj.com/articles/SB12389501321203413476904583151702154144628

結論から言うと、この2つだけで全て説明が終わっている。
FBI長官の罷免についても、解任理由に疑惑がある以外は、大統領の権限範囲だし、ロシアにISについて情報を開示したのも、大統領の権限範囲。
前者については、もう少し理由に関する説明責任を果たすべきだと言う非難は正当だとしても、前者と後者を結び付けて、トランプ大統領のロシアとの不適切な関係を匂わせるように思考誘導するのは、明らかにマスコミが勇み足をしている。
日本のマスコミも相当にクズだが、アメリカのマスコミも、残念ながらイエロージャーナリズムの誘惑には勝てなかったようだ。
…というか、体制側に冷たくされた、と感じると、感情的に扱き下ろそうとするのは、ジャーナリストの反射的本能なのかもしれんね。
個人的に、トランプがアメリカ歴代でも最低に限りなく近い大統領で、アメリカ人の衆愚の象徴たるべき存在であり、元々資産家であると言うスタート位置の良さと、ワンマン経営が上手く図に当たっただけで、経営者としても傑出した存在とは思えない、悪癖の多い金持ちのボンボンという評価であり、ここに至るまでの経緯を考えれば、今の状況も割と順当な結果だとは思うのだけれど、
関連:「歴史上、これほど不当な扱いを受けた政治家はいない」。トランプ氏、自らの不満を学生への「はなむけの言葉」とする -HuffPost Japan-
と嘆く気持ちが判らないでもないぐらいに、マスコミの暴走も酷いと感じる。
ロシアとのつながりはトランプよりむしろ、レックス・ティラーソン国務長官の側に強くありそうだと考えているしね…。