gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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日報問題 去年7月に「隠ぺい」指示(フジテレビ系(FNN)) - Yahoo!ニュース

南スーダンPKO(国連平和維持活動)派遣部隊の日報の公開をめぐる問題で、FNNの取材で、新たな事実が明らかになった。
2016年10月に情報公開請求があり、防衛省は12月に入って、日報は破棄されていたとして、開示をしなかった。
しかし、実際には破棄されておらず、組織的な隠ぺいの疑いがあるとして、現在、防衛省で調査が行われている。
今回、FNNの取材で、2016年7月、南スーダンの情勢が悪化した直後に、別の情報開示請求があり、この際、陸上自衛隊の幹部の指示で、日報の存在を隠ぺいしていたことが明らかになった。
複数の関係者の証言によると、「日報」に対する最初の情報公開請求は、2016年7月に首都ジュバで大規模な武力衝突が発生した数日後に受理され、派遣部隊の司令部が置かれている「陸上自衛隊の中央即応集団と、南スーダンの派遣施設部隊との間でやりとりされた全ての文書」の公開を求めるものだった。
中央即応集団の担当者が、「日報」のデータが残っていることを確認して、上司に報告したところ、上司は「バカ正直に出せばいいってもんじゃない」などと叱責(しっせき)し、「日報」を開示しないよう命じたという。
これを受け、担当者は、陸上幕僚監部に「『日報』は、個人保管の資料で、開示すべき行政文書に該当しない」と説明し、陸上幕僚監部も了承したため、2016年9月中旬、「日報」以外の文書だけが請求者に公開された。
こうした経緯は、大臣などに報告されず、陸自の一部が独断で行っていた。
防衛省では、これが「日報隠し」の発端になったとみて、全容解明を急いでいる。

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20170529-00000599-fnn-pol

特定マスコミが平然と、怪文書をマスコミに持ち込んだ本人の「俺は見た」で「文書の存在が証明された!」とか言い出す自家発電ぶりとは別の問題として、公的機関、民間企業問わず、日本人の旧帝国時代からの悪弊として、不都合な資料を隠ぺい・廃棄してしまう体質は、とても問題があると思う。
お蔭で、イアンフなる公娼が性奴隷だった!、なんて後付けの捏造歴史を証明する物的証拠が一切無くても、「それは不都合な証拠を残らず焼き捨てたからだ」なんて嘘で反論され、実際に日本政府は様々な資料を焼却処分しているから、再反論しづらくなってる。
この点、アメリカは、時間さえ経てば、かなりの重要機密でもきちんと情報公開される仕組みがあり、そして熱心に活用されている。
アメリカ人のこう言うところは、凄いと思う。マジで。
実際、イアンフに対する反論資料が、アメリカ公文書から出てきているのだから、笑い話にもならないと言うか。
アメリカの情報公開法は、公文書は全て公開対象であり、何らかの理由で非公開になっても、不服なら裁判を起こす事も出来るし、非公開期間が過ぎれば、開示される。
対して、日本の情報公開法は政府や役所の裁量で公開できる範囲を幾らでも制限できてしまう後進的なもの。
更に言うと、アメリカは実費相当なのに対して、日本の場合は手数料も高い。
司法の不透明性と合わせて、中世ジャップランドの3大恥部の一つだと思う。*1

*1:残るは1つと言いつつ、実は複数あるのがお約束