gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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なぜ「ヒーローもの」の主人公に、社長が少ないのか - ITmedia ビジネスオンライン

タイトルを見た瞬間に、「竹尾ゼネラルカンパニー」の名前が浮かんだ俺は、紛れも無くオッサン。
ついでに言うと、波乱万丈は財閥総帥だし、旋風寺舞人は旋風寺コンツェルンの総帥。
カウボーイビバップのスパイクやジェットも、一応経営者カテゴリだろう。
ああ、Z.O.E Dolores, iのジェイムズも社長だったな…作品的には「ヒーロー」ではなく「父親」だけど。
閑話休題(それはさておき)
この文章は

(前略)
監督官庁トップの立場を使って天下りをあっせんするという国民に対する最大級の裏切りを行なっていた公務員が、クビ同然に追い出された後にマスコミと組んで「行政がゆがめられた」と政権批判を始めた。
(中略)
政権批判に踏み切った動機も、その主張も、ちょっと前に注目を集めた学校経営者の方とそれほど大差がないのに、あちらが経営に苦心する「民間人」であることに対して、この人は「公務員」というだけで無条件に「ヒーロー」扱いされている。
こういう国で、大企業のCEOを務め、個人の才覚で勝負するトニー・スタークのようなヒーロー像が支持されるわけがない。
(後略)

http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1706/13/news038_5.html

という、我田引水を導く為の駄文なので、読むの価値が無いゴミである。
アカヒ新聞のマッチポンプである「加計文書」なる怪文書を、出したアカヒ新聞の側が真贋証明もせず、政府発表を根拠なく否定して騒ぎまくって、無理筋の再調査をごり押しした事は、馬鹿らしいを通り越して、マスゴミの害悪だとすら思うけれど、日本のヒーロー像を適当にデッチアップして我田引水するゴミカスは、同じくらい嫌い。
以下は、このタイトルを見て自分なりに思った事をつらつらと書いたものであり、記事には全く関係ない。
きちんと日本のアニメタイトルを眺めてみると、日本作品の場合は、生身のヒーローと言う物は特撮ものに棲み分けていて、そっちは概ね秘密結社と個人の秘めた戦いになりがちで、社会的な立場と自由になる時間の少ない「社長」とか「富豪」が道楽で戦うと言った話は作りにくい。
また、ロボットアニメの関して言えば、個人が巨大ロボットを開発・維持・運用できるなんて「ファンタジー」が許されたのが80年代までで、それ以降はどうしても組織による運用が必要になり、そして前線で戦う一兵士に、「社長」とか「富豪」がしゃしゃり出るなんてのもナンセンスになってしまう。
結果、身分を隠した貴人か、素人が成り行きでパイロットになるか、組織に属した専門職としてのパイロットといったパターンに落ち着く感じになっている。
あとは、日本の場合「実はやんごとない身分」という貴種流離譚の要素が強い場合が結構ある。
「社長」とか「富豪」が悪と戦わなくても、「貴人」が悪と戦うってパターンは少なくない。
「貴人」を「社長」とか「富豪」と同一カテゴリに置くなら、比率は割と高くなるんじゃないかな。
そもそもの話、日本の作品だと、暴力で解決できる「単純な悪」と言う物が、あんまり出て来ない。
叩いて潰せる相手なら、組織の力を使える「社長」とか「富豪」が強化装備を付けて直接殴るまでも無く、法と組織力で潰せる訳だし。
それでも倒せない相手を、「社長」とか「富豪」が強化装備を付ければ倒せるって、おかしくない?…みたいな。