gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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痛いニュース(ノ∀`) : 【中国】 エレベーターが定員オーバーになるも誰も降りず → 耐えきれず落下事故 - ライブドアブログ

中国でエレベーターが落下するという事故が起きた。事故の原因は定員オーバーによるもので、13人乗りのエレベーターに18人が無理矢理乗ったところ落下。
事故が起きたのは中国の湖北省にあるオフィスビルで、事故が起きたのは朝の8時10分頃。出社しようと混雑しているときで、成人男性ら16名と子供2人、計18人が乗り込み定員オーバー。
エレベーターは定員オーバーの警告音を鳴らしたが、皆がそれを無視して誰も降りなかった。ビルの管理人がブザーを聞き、数名降りてくれと伝えたが誰も降りずに結局エレベーターのドアが閉まってしまった。定員オーバーの状態でドアが閉まる仕様もどうなのかと思うが……。
重量オーバーとなったエレベーターは地下1階まで落下してしまった。
事故後、エレベーターの中は人が人がごった返しており、暑苦しく女性1人が意識を失っていた。10分後にエレベーター管理会社の従業員が到着してドアが開いた。レスキュー隊は意識を失った女性をロビーに移して応急処置をした。
このビルで勤務する男性は「毎日ビル管理人がエレベーター前で、人々を整理して大変そうだ。無理して乗ろうとする人が居て、以前にも墜落事故が起きたことがある」とサラっと衝撃の事実をつけ加えた。
なお、通常エレベーターの「定員○人」や「最大重量○kg」というのは余裕を持って書かれているもの。具体的には「重量420kg」の場合は、120%でブザーが鳴り扉が開いた状態となる。「定員○人」というのは目安で、重さでしか量っていない。
もちろん重量に耐えきれず落下するのは論外である。これは日本のエレベーターの話であるが。

http://gogotsu.com/archives/31184

ブザーが鳴っても扉が閉まる仕様がまずおかしい。
次に、定員ってのは、大体60から75kgで耐荷重を割って出してる数字だから、人数だけで判断するのはあんまり意味が無い。
子供連れが基本の商業施設と、大人しか乗らないオフィスビルとで、人数と体重の平均が異なるなんてのは、当然だから。
しかし、汎用品であるエレベーターが、そんな設置場所に応じて平均体重を変え、設計されている筈も無く、日本製品の場合、建築基準法に定められた値より、過剰とも言える安全率を設定している事が多い。
少なくとも、耐荷重の2倍程度が乗った所で落下するような事はあり得ないし、万が一ロープが切れても、ブレーキで落下を止める安全装置がある。
つまり、このエレベーターは、何重もの意味で、安全装置が働かない、危険な代物だという事だ。
中国製品全般に言える事だが、コストダウンの為には、安全や必要な強度と言う物をギリギリまで削る事を、全く畏れない傾向がある。
むしろ、削り過ぎて、危険になっても、必要な機能さえ満たしていれば、平然と出荷してしまう。
日本人が、オーバークオリティで価格競争力を失っているのもアレだけど、中国人のように、安全より金が全てと言う安全・人命軽視っぷりも、なかなかに酷いというか。
多分、中国人はこのニュースを見ても、死人が出ていないんだし、安全装置は必要最低限機能した、と考えるのだろう。