今まで端末愛で目を背けていたけれど…
下取り用端末として、Xperia Z2 SO03Fを買ってきた。
個人的にXperiaを弄るのは初めてなのだが、操作性に癖は少なく、むしろ細かい挙動に日本人らしい気配りを感じる使いやすい端末だった。
発売は2014年5月で、HTV31は2015年6月。ほぼ1年の差がある端末なので、本来ならHTV31の性能は、あらゆる面でSO03Fを凌駕していなければならない。
しかし…Antutuベンチの結果は無常である。
端末名 | スコア | 3D | UX | CPU | RAM |
---|---|---|---|---|---|
HTC31 | 51142 | 18563 | 16184 | 11577 | 4848 |
SO03F | 54097 | 10202 | 17021 | 18805 | 8069 |
3Dテストの時は、明らかにHTV31の方が滑らかで、ほぼカクつきが無かったのだが、SO03Fはガタガタで飛び飛びの表示で、数値で感じるより大きい差があったのだが、それ以降のテストだと、後から実行したバズのSO03Fの方が少しずつ終わるのが早く、嫌な予感がしたものである。
◆3D
端末名 | 孤立 | ガーデン |
---|---|---|
HTC31 | 11259 | 7304 |
SO03F | 7096 | 3106 |
◆UK
端末名 | データセキュリティ | データプログレス | 戦略ゲーム | 画像処理 | I/Oパフォーマンス |
---|---|---|---|---|---|
HTC31 | 4553 | 1998 | 3006 | 1695 | 4932 |
SO03F | 4446 | 2100 | 2617 | 5601 | 2257 |
◆CPU
端末名 | 算数 | 共通のアルゴリズム | マルチコア |
---|---|---|---|
HTC31 | 2920 | 3874 | 4783 |
SO03F | 5776 | 5971 | 7058 |
おそらく3D再生で加熱したHTV31は、熱暴走を避ける為に省電力アプリがCPUの性能を抑止したのであろう。
冷やしながら測定すれば、また別な結果になったかもしれないが、実に残念無念。
HTL21があまりにも名機だった為に、色眼鏡が付いた面はあるが、フロントステレオスピーカーに音質を優先した作り、防水などの、端末としても魅力的で、これで熱管理がまともだったなら、とつくづく残念に思う。