gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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中国「非難されるべきでない」尖閣沖に軍艦|日テレNEWS24

沖縄・尖閣諸島沖の接続水域に中国海軍の艦艇などが入ったことについて、中国政府は「非難されるべきことではない」として、日本政府の抗議に反発している。
中国外務省・陸慷報道官「中国が自らの領土付近の水域で行動することを非難されるべきではない」
中国外務省の陸慷報道官は、11日の定例会見で、尖閣諸島は中国固有の領土だと強調しながら、日本政府の抗議に反発した。
また、接続水域に入ったことについても「自衛隊の艦船が周辺水域に入ったため、尾行・監視を行った」として、中国海軍の行動の正当性を主張。「日本はトラブルをつくることをやめるよう促す」とクギをさした。

http://www.news24.jp/articles/2018/01/11/10382708.html

このニュースではあえて強調せず、さらりと流しているのだが、今回の行動に関して、「尖閣諸島は中国固有の領土」と明言した上で、軍艦、それも潜水艦を潜水したまま派遣し、「自衛艦に対する対処行動」と示している。
これは、今までの主張から一歩進んだ「実効支配」を目指した前進であり、中国海軍は海警だけでなく、海軍を併用して威圧しているのに対して、日本は未だに改憲すら終わって居ない為、海自が動けるのは「戦争になってから」だから、現時点では平和ボケした上層部が軍事組織ではないと勘違いしている海保が、対艦装備を全く持たないまま、海警のフリゲートや海軍の駆逐艦や潜水艦相手に、正面に立って沿岸防衛に奔走する事になる。
正直、憲法改正への流れが遅すぎたと思う。
仮に来年までに憲法改正したとしても、組織の改組や装備の拡充には、数年の時間が掛かる。
中国は、ずっと前から海警に実質的なコルベットフリゲートを配備して、簡単に軍艦装備に出来るのに対して、海の防人たる「沿岸警備隊」ではなく「海の警察官」を自認する日本の海保は、商船構造の軽武装船しかなく、将来的に必ず発生するだろう、小規模な武力衝突の際には、一方的に虐殺される未来しかない。(中国は南沙諸島ベトナム漁船に対して機関砲による撃沈などをやらかしている)
しかし、国際的には「コースガード同士の衝突」なので、同格で同規模の準軍事組織の衝突として扱われる訳である。
平和ボケした海保の上の連中は、その時になんと言い訳して犠牲者に謝罪するやら…。