gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

はてなダイアリーが更新できなくなったので、泣く泣くこちらに移行。使いづらいようなら、別なサービスへの引っ越しも検討する予定。元ダイアリー:http://d.hatena.ne.jp/gayuu_fujina/

CNN.co.jp : 中国、インドを視野に防空体制増強 国境摩擦再燃か

ニューデリー(CNN) 中国国営紙の環球時報は22日までに、中国がインドなどとの国境に近い西部山岳地帯で防空能力を増強していると伝えた。これを受け専門家は、中国とインドの国境摩擦が再燃する可能性を指摘している。
環球時報の報道内容は人民解放軍(PLA)ウェブサイトの英語版に再掲された。これによれば、中国は「インドからのあらゆる脅威に対抗するため」、西部国境の山岳地帯などを担当する戦略区域「西部戦区」の防空体制を刷新しているという。
今回の記事では、中国のJ10、J11戦闘機が西部で空中戦訓練を行う様子を収めた写真がPLAにより公開されたことにも言及。公開日は2月13日で、春節旧正月)の休みが始まる数日前のことだったとしている。
記事はさらに軍事専門家の話として、「インドが新型のジェット機を輸入するなかで、中国は引き続き西部戦区に配備される戦闘機を増強していく」とも伝えた。
中国とインドの間では昨年夏、インド国境に近いドクラム高地で国境摩擦が起きていた。
シンガポールリー・クアンユー公共政策大学院の専門家は今回の記事について、中国がインドに対し、ドクラム高地をめぐる問題は終わっておらず、インドは油断すべきではないと伝える狙いがあると解釈できるとの見方を示した。
中国とインドは南アジア地域での覇権をめぐり長年対立してきた。
専門家は、両国関係は徐々に悪化しつつあると指摘。近年の対立点として、中国がモルディブスリランカといったインド洋の国々に投資していることや、インドが「シルクロード経済圏構想」(一帯一路)への参加に難色を示していることに中国側がいら立ちを募らせている現状を挙げている。

https://www.cnn.co.jp/world/35115088.html

インドも中国ほどではないが、軍の最新化を進めており、Su30MKIを約250機配備しており、更にはロシアとの共同開発でSu57のインド向け改修版であるFGFAを約250機調達予定な他、国産のテジャスの配備を進めるなど、空軍力の伸長は著しい。
インド単独では、中国の膨大な軍事力に対抗し得ないが、日本と同時に相手にすることはできない、と思われる程度にはしっかりと準備しているのだ。
もし、中国がインドに圧力を掛けられるだけの航空戦力をインド側に寄せるなら、今度はロシアと日本に向けた戦力が減る訳で、第4世代機以上に限っても600機以上を保有する中国でも、インドに最新鋭機を200機近く寄せると、ロシア向けに動かせない戦力を差っ引いて、日本に向けられる戦力は、空自以下になる。
敵が多い国は、大変だよな…。
日本は、中国とロシアの両方を同時に警戒する必要があるから、いつでもヘルモードだけど、地続きじゃないだけマシだから。