gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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「海賊版という認識なかった」 Anitubeに毎月広告費1300万円を支払っていた代理店が取材に応じた - ねとらぼ

海賊版サイト問題で注目されている広告代理店のモラルと責任。複数の関係者へ取材を続けたところ、渦中の海賊版サイトに広告を配信していた代理店Z社が取材に応じ、Anitubeに月1300〜1500万円の広告費を支払っていたことを認めました。また取材の過程でAnitubeの運営者が2017年10月に起訴されていたことも分かりました。
(中略)
――Anitubeとの取引が始まったのはいつ頃からでしょうか。
Z社:2014年からです。
(中略)
――Z社がAnitubeなどの海賊版サイトに広告を配信しているということは把握していましたか。
Z社:海賊版という認識はありませんでしたが、2018年2月にアニメ・マンガ海賊版対策協議会に委託された企業より弊社に問い合わせがあり、Anitubeは海賊版サイトの可能性が極めて高いと判断し、3月末にて取引を停止しました。
(後略)

http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1805/08/news131.html

把握してい無い筈が無い。
していないとすれば、広告代理店は、その仕事をしていないのと同義だから。
普通に考えれば当然だけど、広告代理店は、広告主からお金を貰って、信頼できる広告サイトと契約して、広告する事でお金を貰っている。
TVや新聞と言った不特定多数に広告をバラ撒くしか無かった昔と違い、Web広告はクリックされた広告サイトのリンク元情報からクリック数、そこからの成約率まで取得できる程に情報が「取れる」仕組みであって、情報系サイトには情報系の広告が出るし、ショッピングサイトに行けば、クリックした商品に関係した広告が出るのは、そういった仕組みを利用しているからだ。
もちろん、エロサイトに行った後にエロ広告が大量に出るのは、そういう事なのだ。
つまり、広告サイトの情報を把握せず、無差別に広告を配信するってのは、TVや新聞と同レベルのヒット率の低いやり方となるので、そんな事をしている広告代理店は、職務放棄をしているのに等しい、と言うのが現状なのだ。
ぶっちゃけ、ヒット数に目が眩んで、海賊版サイトと理解した上で広告を出していたのが、今回の件でヤバいと気づいて、慌てて引っ込めた、と言うのが現実だと思う。
ほとぼりが冷めるか、別の海賊版サイトが出来れば、嬉々として契約すると思う。
結局は、反社行為として規制するぐらいじゃないと、この手の他人の金の上前をはねて稼ぐ商売の連中は、止めない。