gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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脂肪と炭水化物の組み合わせが人間を引きつけるのは脳の報酬系を刺激するため - ライブドアニュース

チーズやベーコンがたっぷりのせられたピザ、肉厚なパティにとろりとしたチーズを挟んだハンバーガーなど、「脂肪+炭水化物」の組み合わせは人間の食欲をそそってきます。そんな「脂肪と炭水化物の組み合わせに人間が魅力を感じるのは、脳の報酬系に関連がある」という研究結果が報告されています。
(中略)
イェール大学の現代ダイエット・生理学研究センター長であるダナ・スモール教授の研究チームは、206人の被験者に対して標準的な朝食を与えた後に5ユーロ(約650円)を渡し、5ユーロを元手にコンピューター相手の「スナックオークション」に参加させました。被験者はコンピューターの画面に表示されるスナックに対して元手の5ユーロから好きな金額で入札し、コンピューターに勝利したらチーズやお菓子といった本物のスナックと、5ユーロから入札額を引いた残りの金額を手に入れ、コンピューターに負けたらスナックは手に入らないものの5ユーロはそのまま、というタスクを実行したとのこと。
スナックの種類としては固形チーズなどの「主に脂肪でできているもの」や、「主に炭水化物(糖質を含む)」である白パンやキャンディーといったもの、「脂肪と炭水化物の両方」からなるチョコレートクッキーなど、合計で39種類が用意されました。その結果、入札額は事前のアンケートで被験者が回答した「好きな食べ物」に関わらず、「脂肪と炭水化物の両方」からなるスナックに対して多くの入札額を支払う傾向にあることがわかりました。
(中略)
スモール氏は現代人の食事について、「ドーナツやハンバーガーなどの脂肪と炭水化物が両方とも豊富に含まれている食品は、自然界にはほとんど存在していません」と述べ、穀物や野菜に果物、そして獣や魚の肉で食事の多くをまかなっていた時代とは大きく変化しているとしています。脂肪と炭水化物の組み合わせは脳の報酬メカニズムを過剰に刺激し、薬物の乱用などと同じようについつい食べ過ぎてしまう可能性があるそうです。
人間がなぜか大量のカロリーを摂取してしまう背景には、人間が脂肪と炭水化物を含んだ食事に魅力を感じてしまい、そういった食事による摂取カロリーを低く見積もってしまう可能性があるとのこと。
(後略)

http://news.livedoor.com/article/detail/14889589/

カロリーの常識が半世紀以上前から民間に広がっている日本と、カロリーと肥満の関係が最近まで一般的な知識じゃなかった欧米とで、比較してみないと「脂肪と炭水化物を含んだ食事の摂取カロリーを低く見積もってしまう」という点については、「無知なだけ」で「人間の本能的な心理的な働き」とは言えない気がする…。
単に無知と、長年の商業広告による心理的親和性の高さって可能性が高いような。