分け合い回線のお得度

ふと、最近サポート対象になったｉＰｈｏｎｅＸＲをドコモのウルトラパックを使った分け合いで５回線を新規契約した時、どのぐらいの回線使用料で使えるのか計算してみた。
結果、Docomo で ウルトラパック 30GB とシェアパック を利用して、iPhone XR (64GB) を新規で５台契約すると、本体代＋回線料が２年間で総計 697,200円とくっそ高く見える。
…が、AppleストアのSIMフリーiPhone XR (64GB)が税込91,584円なので、上記から本体代x5を引き、残った回線料を24ヶ月の5人分で割ると、月額１人 1,994円で電話回線と、分け合いなので平均6GBの通信が出来る計算になる。
これは、ＭＶＮＯの月額と比べてもかなり安い。
ただし、途中解約すると色々と数値が悪化するし、２年後からは機種変しないと本体割引や月々サポートが無くなる分、回線料は高くなる。
具体的には、月額１人 4,730円と倍以上。*1
つまり、ＭＮＯは端末割引で顧客に還元しているので「同じ端末を使い続ける程に、高くなる」。
逆に、ＭＶＮＯは「同じ端末を使い続ける程に、安くなる」。
総務省の「完全分離」にしてしまうと、ＭＮＯは端末割引や月々サポートで還元しなくなり、実質的にエンドユーザへの割引が減り、しかもＭＶＮＯと価格差が縮まるので、ＭＶＮＯは苦しくなる。
本当に、総務省の決定は、誰得なんでしょうねぇ…。

*1:ちなみに２年目以降に機種変した場合、購入サポートが付かない代わりに、月々サポートが適用される。この場合、一括で支払う端末代金は大きくなるが、月額料金は月額１人 628円まで激減する。本体代＋回線料が２年間で総計 541,968円で、ちみっと安くなると言えば、安くなる