gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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何も決まらぬIWC、日本脱退・商業捕鯨再開へ : 環境 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

政府が商業捕鯨の再開に向け、国際捕鯨委員会(IWC)から脱退する方針を固めたことが20日、わかった。日本はIWCが採択した商業捕鯨の一時中止(モラトリアム)に従ってきたが、再開の見通しが立たないため、捕鯨戦略を転換させる。日本の脱退には、反捕鯨国など国際的な反発も予想される。
IWCはクジラの資源保護と持続的な利用を目的に設立され、現在、日本を含む89か国が加盟する。反捕鯨国が過半数を占めている。
IWCは鯨類資源を保護するため、1982年にモラトリアムを採択。日本は88年から商業捕鯨を中断している。現在、国内に流通する鯨肉は、アイスランドなどからの輸入品以外は、南極海と北西太平洋で行っている調査捕鯨の「副産物」として得たものだ。
日本は商業捕鯨を再開するため、調査捕鯨で得られた科学的なデータを基に、生息数が回復している鯨種について、商業捕鯨の再開をIWCで訴えてきた。
しかし、捕鯨国と反捕鯨国の意見は真っ向から対立しており、「IWCは資源管理について何も決められない」(政府関係者)状態が続き、国際機関としての存在意義が問われていた。
(後略)

https://www.yomiuri.co.jp/eco/20181220-OYT1T50108.html

この「反捕鯨」というのが、本当に自然保護の観点からスタートした主張なら、資源の十分な回復を理由に捕鯨再開が可能になるのに、それを一切認めないゴミ組織だから、仕方ないよね。
元々、黄色人種に対する人種差別と文化蔑視を根底にして生まれた主張なので、「(知能の高い)鯨を食べるなんて残酷だ」という感情的な主張が、そもそも海にすら面して居ない国の賛成多数で通ってしまってるからなぁ。
ちなみに、菅官房長官は「何も決まっていない」と否定している模様。
…ただまあ、継続的な水産資源の確保・保護、と言う話になると、日本はあんまり偉そうなことが言えない程に、雑で酷い対応をしている事は事実なんだけど。
例えば、「漁業権」は利権としてかなり強い部類に入り、農協が土地を担保にした融資で農家を取りまとめて政治勢力を作るように、漁協は漁業権を使って漁師を取りまとめて政治勢力を作っている。
本来の漁業権は、水産資源の継続的利用の為、漁師による乱獲を防ぐための手段の一つなのだが、現実には、全く機能していないどころか、日本の水産庁が、日本の省庁としては珍しいぐらいに、対外的に強硬姿勢を打ち出せているのは、そうした強い政治力がある団体の利益代弁をしている為だ。
笑えるのが、日本近海では全体的に漁獲高が下がる一方なのに、放射脳による風評被害から、漁師が漁をしなくなった結果、福島県沖は僅か5年で、豊かな水産資源を回復しつつあるっていうオチが付いてる。
マグロにしろ、ウナギにしろ、本当に水産庁が、日本近海の水産資源を回復させたいなら、もっと現実的な漁獲制限を掛けるべきなのに、現実はその真逆になっている。
…まあ、元々漁師とか、ヤクザに近い連中だったから、どうしても親和性が高いから、ね?