空自F-35戦闘機はこうして北朝鮮弾道ミサイルを撃墜する?:米MDR報告書 - FNN.jpプライムオンライン
(前略)
https://www.fnn.jp/posts/00413810HDK
今回発表された、“MDR:ミサイル防衛見直し報告”。2010年に発表された報告書は「BMDR:弾道ミサイル防衛見直し」で、あくまでも弾道ミサイル脅威に主眼を置いたものだったが、今回の報告書は弾道ミサイルのみならず、巡航ミサイル、そして極超音速ミサイル脅威に対応することにも目を向けている。
(中略)
MDRでは、宇宙にセンサーを配置して、ICBM弾頭よりはるかに低空を飛ぶ、極超音速滑空体の飛翔をリアルタイムで捕捉する宇宙センサーや無人機へのレーザー搭載等を提言している。
北朝鮮など、周辺諸国の弾道ミサイルに悩まされている日本として、無視できないのが、新たに打ち出されたブースト段階での迎撃だ。
(中略)
今回、MDRが注目したのは、航空自衛隊も採用しているF-35戦闘機だ。
(中略)
米国防省の最新の戦術機であるF-35ライトニングIIには、ブースト段階のミサイルの赤外線を検出できるセンサー・システムがあり、そのコンピュータは、脅威のミサイルの位置を特定できる。今日、F-35は巡航ミサイルを追尾し、破壊できる。そして将来的には、敵の弾道ミサイルをブースト段階で撃墜できる全く新しい、もしくは改造された迎撃ミサイルを搭載する。
(中略)
では、ブースト段階のロケットやミサイルを撃墜する手段はあり得るのだろうか。
(中略)
ブースト段階の弾道ミサイルを撃墜するため、F-16戦闘機やF-15戦闘機などに搭載されるAMRAAM空対空ミサイルを改造する。
(中略)
2007年12月には、そのセンサーを搭載したAIM-9X改造空対空ミサイルが、上昇中の模擬弾道ミサイルを撃墜した。このセンサーを、AIM-9Xより射程の長いAMRAAM空対空ミサイルを改造して搭載。ブースト段階の弾道ミサイルを撃墜するNCADE空対空ミサイルを開発するはずであった。
しかし、噴射中の射程1000kmを超える弾道ミサイルは、高度30kmを超えると、その加速から迎撃は難しくなる。このため、NCADEミサイルを発射する母機となる戦闘機は標的まで50km以内に近づくことが必要との分析が2012年に出た。
(後略)
日本の領海に比べれば狭い北朝鮮ではあるが、国土内に分散配置された
ピンポイントの爆撃なら、空中給油して北朝鮮まで飛んで帰ってくる事は可能でも、何時発射されるかもわからない弾道ミサイルを警戒して、北朝鮮上空に貼りつかせる事は、ハッキリ言って不可能事に相当する。
そもそも、コレが敵国領空内で可能なら、領海の聖域内に展開する戦略原潜から発射される、潜水艦発射型弾道ミサイルだって、無力化できてしまうだろう。
…一方で、この問題は、「最初から敵国上空に待機できる」人工衛星なら、解決可能である。
人工衛星からレーザーや超電磁砲による「撃ち下ろしの迎撃」が出来るなら、重力井戸の底からノコノコと上がってくる弾道ミサイルは、単なるカモでしかない。
その意味で、昔レーガン大統領がぶちあげた
問題は、間違いなく宇宙条約に抵触するので、宇宙技術を持つ全ての国による、無制限な宇宙軍拡が勃発する事が確定し、高い確率で真っ先に中国がやらかして衛星軌道をデブリ汚染し、ケスラーシンドロームを引き起こし、全人類が人工衛星自体が使えなくなるリスクが爆増する点だろうか。
つまり、現代版
…まあ、日本を除く全ての宇宙開発技術保有国*1が、偵察衛星以上の攻撃能力がある軍事衛星を保有しているだろう事は、ほぼ間違いなくても、だ。