gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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スマートフォン出荷が激減、事業撤退もあり得る「3社」の苦境|WIRED.jp

大手メーカーのスマートフォンの出荷台数が、2018年に軒並み減少した。こうしたなか、業界アナリストが撤退の可能性を指摘するメーカーが3社ある。ソニーLGエレクトロニクス、そしてHTCだ。次世代通信規格「5G」や有機ELテレビ、VRなど今後の鍵を握る技術がそれぞれあるなかで、各社はどんな決断を下していくことになるのか?
(中略)
LGもまたスマートフォン部門の利益が激減したことを発表している。その減少幅は前年同期比で80パーセントにもなるという。また、ソニーやHTCのスマートフォン部門も大赤字を記録している。
(中略)
ソニーは、まもなく実用化される次世代通信規格「5G」に対応することで復活を果たしたい構えだ。
(中略)
ひとつ重要な問題がある。それは、現在のスマートフォン技術のレヴェルがかなり高いということだ。イノヴェイションは日々生まれている。しかし、2年前に購入した製品がいまも完璧に動作するなら、大枚をはたいてまで機能的にそこまで変わらない製品を買おうという気持ちにはなりにくい。たとえそれが最新機種だとしてもである。
(中略)
結果として、ほとんどの高級スマートフォンメーカーが苦境に立たされている。ここ数年、LGやソニー、HTCの製品はすべて赤字か、赤字ではなくともまったく利益を伸ばせずに終わっている。
(後略)

https://wired.jp/2019/01/25/smartphone-sales-2018/

LGは潰れてもサムスンが居るから問題ないべ。
ただ、正直、HTCはもうダメだろう…。
台湾にはASUSが居るし、1社でも残れば国産5G機が作れるので、政府も支援しないだろうし。
日本の場合も、政府…というか総務省が、想像を絶するほどに無能である事が判明したので、シャープや富士通がミドルエンド落ちしたとはいえ、スマホメーカーとして残っているから、今現在、日本で唯一のハイエンドメーカーであるソニーが撤退しても大丈夫だろうとか思っていそう。
ファーウェイもサムスンもASUSも、ハイエンドからローエンドまで幅広く作っているメーカーであり、1社残れば全製品のラインを維持できるのだが、日本はソニーはハイエンドからミドルエンドまで、シャープや富士通がミドルエンドからローエンドまでしか作っておらず、ソニーがコケた時点で、日本からはハイエンドメーカーが喪失するし、シャープや富士通が撤退すれば、ローエンドを作るメーカーが消えてしまう。
ハイエンドメーカーは比較的容易に、ミドルエンド以下の製品を作る事が出来るが、その逆は無い。
日本の国産スマホ需要に対して、スマホメーカーとしてのソニーは生命線と言って良いのだけれど、総務省は何の考えも無く、安いスマホ、安い回線料金だけを考えて、日本の国産スマホメーカーにマイナスな政策を連発し、そんな状況でソニーだけが血みどろで自腹で頑張っている。
正直、ソニーの製品は耐久性に欠けるので好きじゃないんだけど、スマホに関しては、国産でハイエンドとなると、ソニーしか選択肢が無いのが辛い。
ちなみに。パナソニックは業務用のタフスマホを作っているが、お値段的にハイエンドでも、性能的にはミドルエンド以下である。
特に、昨年10月に発売されたスマホ(FZ-T1)に、ローエンドの中で最弱クラスのスナドラ210を採用したのは心底呆れた。
お値段は8万円以上するけど、そのSoCを積んでるローエンド機は1万円そこそこで普通に買える、と。
業務用とは言え、ボッタクリにも程があるだろJK。
仕事で触ってみたけれど、もうOSの基本動作レベルで「モッサリ」としていて、よくあのクソ性能で販売を決断したなぁ、と呆れるほど。
ぶっちゃけ、バッテリーの持ちが良くなる分、動作時間の確保によるプラスより、常時モッサリ動作で失われる機会損失の方が、トータルで見れば大きいと思うんだけどねぇ…。