水没の海自飛行艇、1億7500万かけ引き揚げ : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
海上自衛隊岩国航空基地(山口県岩国市)の救難飛行艇「US2」が高知県沖で訓練中に機体が損傷し、乗組員5人が軽傷を負った事故で、水没した機体のうち胴体中央部などの引き揚げ作業が終わり、19日、同基地に陸揚げされた。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150620-OYT1T50092.html
海上幕僚監部の事故調査委員会が胴体中央部にあるフライトレコーダーなどを解析し、事故原因を調べる。
同基地によると、US2は4月28日、高知県足摺岬の北東沖約40キロの海上で訓練中、エンジン1基が脱落するなど機体が破損。その後、水深約300メートルの海底に水没した。今月14日に始まった引き揚げ作業の過程で、操縦席を含む機体前部や左右の主翼などが切り離された。
引き揚げられたのは、機体の胴体中央部と右主翼内側のプロペラ、左主翼の一部など。17日に回収し、台船で同基地まで運んだ。同基地は今後、機体前部など海中に残った部分も引き揚げる予定だ。今回の作業に要した費用は約1億7500万円に上るという。
同基地には事故機を含めUS2が5機、同じ救難飛行艇のUS1Aが2機配備されているが、US2は事故後、運用していない。
事故の原因調査が目的だから、引き上げた機体を再生するという話ではない。
…一度水没した機体を再生するぐらいだったら、再生産した方が安い、と言うのは常識ですしね。
なお、ユニットコストは約100億円なんで、残った他の機体へ事故の教訓を適用できるなら、2億円に満たない引き上げ費用なんてのは、「安い必要経費」と考えるべき。