gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

はてなダイアリーが更新できなくなったので、泣く泣くこちらに移行。使いづらいようなら、別なサービスへの引っ越しも検討する予定。元ダイアリー:http://d.hatena.ne.jp/gayuu_fujina/

比最高裁判事、南シナ海主権放棄なら「大統領は弾劾に」:朝日新聞デジタル

フィリピン最高裁のカルピオ判事は15日、中国と主権を争う南シナ海スカボロー礁について、ドゥテルテ大統領が中国からの資金援助などと引き換えに主権を放棄した場合、「大統領は弾劾(だんがい)に値する」と述べた。現地報道によると判事は、「ドゥテルテ氏が一度主権を譲り渡せば、中国は二度と我々に戻すことはない」とクギを刺した。
この発言を受け、ドゥテルテ氏は16日の演説で、18日から訪問する中国で南シナ海問題を議題にする、と述べ、これまでと姿勢を一変させた。「(主権問題で)取引しないよう細心の注意を払う」と言いつつ、「だが強い負荷をかけることもしない」とも述べた。最高裁判事の発言については、「判事の言うとおりだ」と述べた。
フィリピンの排他的経済水域にあり中国が実効支配しているスカボロー礁について、常設仲裁裁判所は7月、中国がフィリピン漁民の権利を侵害したとの判断を示した。だがドゥテルテ氏は権利主張に消極的な姿勢を見せ、「漁業をさせて、と中国に頼もう」などと発言していた。(マニラ=鈴木暁子)

http://www.asahi.com/articles/ASJBJ632KJBJUHBI016.html

かなり判りやすい、アメリカからの釘刺しやね。
もちろん、アメリカの工作でゼロから反対意見が生まれる訳も無く、これが最高裁判事を含む、フィリピン国民にとっても「主権放棄」は絶対に認められない話だから、こうした意見が出てくる訳だけど。
日本がかつて、反日売国政権に乗っ取られた際に、当時の政府は中韓への異常な擦り寄りを行おうとしたが、当然だけと国民からの強い反発を受けて頓挫し、特に当時の東京都知事尖閣の所有という爆弾をぶち上げ、国民の強い声に流されて、よりによって国有化と言う悪手を打って、反日売国政権が中国様にめっさ怒られたのは記憶に新しい。
フィリピンの場合、日本ほどには法治主義も民主主義も浸透していないし、強い反米の土壌があるから、どこまでこう言う草の根抵抗が「非合法の殺人すら辞さない独裁政権」相手に通用するか、判らないのがなんとも。

北朝鮮 中距離弾道ミサイルの発射失敗 米韓両軍が発表 | NHKニュース

アメリカ軍と韓国軍は、北朝鮮が日本時間の15日昼すぎに新型の中距離弾道ミサイル、「ムスダン」と見られる、ミサイルの発射を試みたものの失敗したと発表し、15日終了した、米韓両軍の合同軍事演習への対抗措置の可能性があると見て分析を進めています。
アメリカ軍は15日、北朝鮮が日本時間の15日午後0時33分に北西部のピョンアン(平安)北道クソン(亀城)近辺から、新型の中距離弾道ミサイル「ムスダン」と見られるミサイルの発射を試みたものの失敗した形跡を、ミサイル防衛を担う戦略軍のシステムが探知したと発表しました。
また、韓国軍の合同参謀本部も16日、声明を発表し、発射されたミサイルは、「ムスダン」と見られる1発で、発射直後に爆発したとの分析を明らかにしました。そのうえで、「国連安全保障理事会の決議に対する明確な違反で、不法な挑発行為だ」と、強く非難しました。
アメリカ軍と韓国軍は、今月10日から15日まで韓国周辺の海域で空母「ロナルド・レーガン」も投入して合同軍事演習を行うとともに、14日には国防総省自衛隊の制服組トップも交えた会合を開いて、北朝鮮への圧力を強める構えを見せていました。
ムスダンは、日本列島の全域に加え、アメリカ軍の基地があるグアムなどを射程におさめるとされます。米韓両軍は、軍事演習などに対する対抗措置の可能性があると見て、詳しい分析を進めるとともに、北朝鮮がさらに弾道ミサイルを発射するおそれもあるとして警戒と監視を強化しています。
韓国軍「国連決議に違反 不法な挑発行為」
韓国軍の合同参謀本部は、北朝鮮が新型の中距離弾道ミサイルの「ムスダン」と見られるミサイルの発射を試みたことについて、16日声明を発表し「北による弾道ミサイルの発射は、国連安全保障理事会の決議に対する明確な違反で、不法な挑発行為だ」として強く非難しました。
北朝鮮は、ことし6月にも「ムスダン」と見られるミサイルを、東部のウォンサン(元山)付近から2発発射していて、このうちの1発は400キロ飛行して日本海に落下しました。これについて、韓国軍の合同参謀本部は「エンジンの性能面では、技術的な進展があったと推定している」として、「ムスダン」はことし4月以降の発射実験を通じて性能が向上したという見方を示していました。
韓国外務省「安保理決議に明確に違反」
また、北朝鮮のミサイル発射失敗について、韓国外務省のチョ・ジュンヒョク(趙俊赫)報道官は16日、論評を発表し、「発射が成功したかどうかに関係なく、国連安全保障理事会の決議に明白に違反するもので、朝鮮半島と国際社会の平和と安全に対する重大な脅威だ」と述べ、強く非難しました。
そのうえで、「先月、北が行った5回目の核実験への新たな制裁決議が国連安保理で協議されているさなかに発射を強行したことは、国連の権限に対する挑戦だ。こうした無謀な行為は北に対する制裁や圧迫をさらに強め、国際社会での孤立と経済的な困難を深めるだけだ」として、核実験や弾道ミサイル発射を繰り返す北朝鮮をけん制しました。
稲田防衛相「日本の安全保障に影響ない」
稲田防衛大臣は、東京都内で記者団に対し「北朝鮮の軍の動きなどの情報に関してはコメントは差し控えるが、直ちにわが国の安全保障上、影響がある事態ではない。緊張感を持って情報収集に当たり、日米韓の連携を密にして、わが国の安全に万全を期していきたい」と述べました。
北朝鮮は「発射失敗」報道に反応なし
北朝鮮は、「ムスダン」とみられるミサイルを発射し失敗したとアメリカ軍と韓国軍が発表したことについて、これまでのところ、反応などはしていません。
一方で、北朝鮮は、アメリカ政府の高官がキム・ジョンウン金正恩朝鮮労働党委員長を中傷する発言をしたとして、15日夜、これに反発する外務省報道官の声明を出し、オバマ大統領の任期内に対抗措置に出る可能性を示唆してアメリカ政府を威嚇しています。また、16日も国営メディアを通じて、アメリカや韓国との対決姿勢を重ねて示しています。
(後略)

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161016/k10010731501000.html

これで実験は7回中6失敗で、成功率14%。
現時点で、アメリカ領土を狙えるだけのミサイル技術は保有していない事は確定なんだけど、1射当たり最低でも100億円以上掛かるムスダンを短期間に続けてテストするその資金源や、これだけ続けてテストしていれば、それなりの技術的な蓄積もある筈で、着実に成功率を上げていくだろう。
やっぱり背後に、核実験や弾道ミサイル実験をやりたい中国が、一枚噛んでるんじゃないかなぁ。

世界最大規模の環太平洋合同軍事演習『リムパック2016』で中国海軍が自衛隊に嫌がらせ|ニフティニュース

  • オアフ島を中心に行われた世界最大規模の環太平洋合同軍事演習『リムパック2016』
  • 中国艦が注目を集めたが、中国は記者だけでなく海上自衛隊幹部の見学まで拒否した
  • また、海自招待のパーティに中国側は理由も告げず欠席し、日本批判を展開した

今夏、太平洋に浮かぶハワイ・オアフ島を中心に行われた世界最大規模の環太平洋合同軍事演習「リムパック2016」(6月30日〜8月4日)。中国は5隻の艦船を派遣し、米軍に次ぐ規模での参加となったが、その振る舞いはとても“大国”とは思えないものだった。現場を取材した軍事フォトジャーナリストの菊池雅之氏が報告する。
(中略)
中国は、もともとハワイより西側の太平洋一帯に影響力を持ちたいとの野望を持つ。米中の思惑が相反する中、結果的に中国は前回の「リムパック14」(2014年)から続けての参加となった。
(中略)
中国は中華イージスとも呼ばれるミサイル駆逐艦西安」をはじめ、5隻もの艦艇を送り込んだ。米海軍に次ぐ規模で参加した中国は注目を集め、結果、世界中のメディアが中国艦の取材を希望した。
ところが、である。「中国艦の取材者については、中国側が選ぶ」との一方的な通告が行われた。メディア関係者は申請を行い、中国が指定した日を待った。だが、結局もたらされたのは、「米メディア20名だけ受け入れる」という返答だった。
日本からは私のようなフリーランスだけでなく、朝日新聞や読売新聞記者も申請したが全員“落選”。台湾やドイツの記者もはじかれた。中国側の言い訳としては、地元メディアを優先したという。しかしその地元メディア所属であっても取材拒否された記者がいた。彼は国籍が日本にあった。要するに、日本人はすべてはじかれたのだ。
だがこれは序の口であった。中国は、海上自衛隊幹部の見学まで拒否したのだ。これはイベントの目的である海軍間交流を真っ向から否定するとして、米海軍は中国を注意した。
中国の自衛隊への嫌がらせはこれだけではなかった。
護衛艦「ひゅうが」艦内で行われたレセプション(船上パーティ)に、中国側は理由も告げず欠席。そのうえ、「日本から招待されなかった」と日本批判を展開したのだ。これは事実ではなく、海自がきちんと招待したにもかかわらず、中国側が来なかったのが真相である。
(中略)
もはや中国を国際ルールに従わせるのは無理とあきらめるしかないのか。事実、「リムパック16」開催中の7月、常設仲裁裁判所が示した南シナ海における中国の領有権主張を否定する判決も無視している。
(中略)
これまでの「リムパック」は、軍事演習に加え、“制服を着た外交官”による社交場という一面があった。
しかし前回から、テーブルの下で蹴り合う状態となってしまった。今回に至っては遂に日中が襟首をつかみ合う寸前の状態となり、米国やその他の国が白い目で中国を見るようになった。
中国という問題児が社交場の雰囲気をがらりと変えてしまったのである。

https://news.nifty.com/article/world/worldall/12180-454990/

オバマの低能が相変わらず中国に甘い顔をし続け、舐められているからね。
アメリカ海軍も、2度続けて面目を潰されて、内心では腸が煮えくり返っていると思うよ。
それでも、中国海軍の「実力」を測れる機会として、メリットはあると考えているのだろうけれど。