gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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第四回文学フリマ

注目している小説家さんが合作で同人誌を出すとの事で、行って見る。
11時開催との事で、現地秋葉原には十時半到着。
会場のビルの前には…「(見える範囲に)誰もいない」
寒空に三十分は流石につらいので、ヨドバシカメラで適当に時間を潰してから、五分前に行って見ると、流石に行列が出来ていた。
入り口から二列で並んでおり、大体五十名程度であろうか。
スタッフの人が、列の整理をしつつ、パンフレットを無料で配布していた。
このパンフレットも、無料という割にしっかりとした製本で、活字系のイベントの困難さを垣間見た気分。(入場が有料だったら、ここに並んでいる人以外は、まず入らない)
開場の11時を多少過ぎた所で、ようやく列が動き始め、入り口の二重自動ドアを越えたところで4列に再整理し、通常の入場する人と、自分もお目当てである小説家さんのサークル直通の列へと分岐する。
…しかし、活字系のイベントの行列はやっぱり静か。係員が説明を開始すると、二人だけ空気の読めない女性が大声でおしゃべりを続行している以外は、静かになって説明を聞く態勢になる。
列が分岐してからも、やはり勘違いして列が横入りだと騒ぐ人が一人居た以外は、まったく問題なくスムーズに流れ、開場十五分で目的の本を入手。
一部限定で、予備が買えなかったけれど、なんというか、殺気立ったイベントばかり行っていたせいか、こーいう殆ど問題なく進むイベントはいいなぁとか思ったり。
時間があったので、会場のほかのブースも一通り回ってみたものの、漫画同人と違って、立ち読みが難しく、購入に至ったものは無し。
入場時にあった列も、開場後30分で跡形も無くなり、活字系イベントは本当に人気が無いのだなぁと再認識すると共に、コミケより強く「作品を出したい」という熱意のようなものを感じた。
おそらく、ここに出ているサークルのほぼ全てが赤字出店であろうことは間違いなく、大学の文芸部とは異なり、完全に個人で出している人は全額自腹である。
無論、コミケでも無名小サークルは赤字の全額自腹だけど、コミケの場合、サークルチケット入場というだけで色々特典がある、という面があるし。イベント自体が大きすぎて、そういう小さな感情が圧倒的な熱気に押しつぶされて感じ取れないというところがあるのかも。