gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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おとぎ銃士 赤ずきん

元々は、コナミが、フィギュアとアニメのコラボレーションを謳い文句に、WFで限定販売した作品である。
三十分のOVAにフィギュアが付属して九千円という高額商品ながら前人気は高く、WFにはそれを購入する為に多くの人々が足を運んだ。
が、スタッフが全く列整理やらイベント販売に無知で、列を形成できずWF企業ブースを大混乱させた上に、午後には完売のデマが流れて買えなかった人まで出る散々な結果に終わり、後にコナミスタイルで通販を行ったものの、そっちでは全く売れず、翌年には何故か続編ではなく特撮ヒーロー物を作って大ゴケ。
ここにフィギュアニメは頓挫し、おとぎ銃士 赤ずきんも最終的に半額処分品にまでなりおおせた経歴を持つ。
では、作品としても駄目だったのかと言えば、そんな事はない。
付属のOVAはよく動き、作画も(OVAだから当然だけど)良好で、続編を期待させるような終わり方をしており、翌年に続編が出たら買おうと思っていたし、フィギュアも丁寧で細密な彩色は素晴らしく、アクションフィギュアとしては問題も多かったし、価格も正直妥当とは言いがたかったが、良質なものであった事は間違いない。
翌年、よくわからない特撮ヒーロー物が作られて、続編が出ず、代わりに小説で作品補完されると聞いた時には残念に思った物である。
それが、TVアニメとして放映される事になったのは、正直喜ばしい事である。
しかも、3クールと言う十分に余裕のある話数で、最近の原作付ばかりの新番組(もしくは原作なしでも露骨に特定層にだけ受ける狙いの作品)に辟易していたところなので、じっくり楽しめそうだと期待している。
…ただ、コナミだからなぁ…立体物関係はコナミ独占確定なので、あまり期待できないのが残念。