水面に撃ち込んだ弾丸は…

mixiの某ＳＦ作家の日記で、他のＳＦ者達を巻き込んで考察されていた内容で、中々興味深い。
旧式のマスケット銃で撃った弾丸の方が、最新のライフル弾より深い距離まで威力を保持するのである。
理屈としては単純。
流体力学において抵抗力は速度の二乗に比例し、さらに粘性抵抗に比例するためで、音速程度のマスケット銃はともかく、音速の二倍とか三倍に達するライフル弾は水面衝突時の衝撃と水の抵抗で弾丸が変形・破壊されてしまうとの事。
どっかの漫画で魚雷迎撃のためにファランクスで海面をドカスカ撃ってたけど、現実には、媒質変化による弾道変化で「当たらない」以前に、弾丸が届いていない可能性すらあるということか。