gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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勤務医不足深刻、5年で430病院が救急指定返上

全国の「救急告示医療施設」(救急病院)の総数が過去5年間で「医師不足」などを理由に1割近く減っていることが、読売新聞の緊急自治体アンケートでわかった。
減少傾向には歯止めがかかっておらず、いざという時に患者の受け入れ病院がなかなか見つからないなど、救急体制の危機が深刻化している実態が浮き彫りになった。
読売新聞が全国47都道府県を対象に、救急体制について聞いたところ、2001年3月末に全国で5076施設あった救急告示医療施設が06年3月末までに約8・5%に当たる432施設減少し、4644施設になっていた。今年度に入っても減少傾向は変わらず、38都道府県の121施設が救急告示(救急医療施設の指定)を撤回、または撤回する予定だ。

医師不足」とあるが、正確には「自分の生活を犠牲にしてまで仕事をする医師の不足」だという事が良く判る。
関連:http://business.nikkeibp.co.jp/article/tech/20060627/105176/
自分は、あまり大きな病気をしない為*1、病院にはめったに行かないのだが、たまに風邪が悪化したりして病院に行くと、呆れるほど多くの患者が行列している。
正直、なんでこんなに病人がいるの?と聞きたくなる状況。
それも、風邪でげほげほやっている割には厚着もしてない軽度な人も多い。
…実は、本当に切実に医者を必要としている人は少ないんじゃなかろうか。
思うに、重篤な患者や要検査の兆候が見られる患者と、風邪薬や湿布を渡すだけでOKな患者とを、医者に見せる前に分別するシステムを作ったほうが良いのではないだろうか。
医療の効率化は、工場と一緒で大規模化と不可分である。
個人開業医の増加は、結局の所、医療コストの増大しか招かない。
しかし、最近の防衛医療の増大が、こうした効率化の障害になっているわけで。
こういうときこそ、国が指針を示すべきなんだけど、利権漬けの厚生労働省政治屋だしねぇ…。
参考:医療崩壊 - Wikipedia

*1:正確には、悪化する前に休息を取るので、めったに病院のお世話になるほど悪化しない