gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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痛いニュース(ノ∀`) : 7000万円以上の価値を持つ作品、落書きと間違われ清掃員に消される - ライブドアブログ

ロンドン市内で20日、世界的なグラフィティ・アーティスト、バンクシー(Banksy)が壁に描いた作品を、ロンドン交通局が誤って塗りつぶしてしまう事件が発生した。この作品には30万ポンド(約7000万円)以上の価値があるといわれる。
今回、塗りつぶされてしまったのは、イーストエンドのオールドストリート付近の壁に描かれた作品。
1994年公開の映画「パルプ・フィクションPulp Fiction)」でジョン・トラヴォルタ(John Travolta)とサミュエル・L・ジャクソン(Samuel L Jackson)が演じた登場人物を描いたもので、2人の手には銃の代わりにバナナが握られていた。
デイリー・テレグラフ(The Daily Telegraph)紙によると、ロンドン交通局の落書き対策チームがこの壁画を黒ペンキで塗りつぶしたというのだ。
ロンドン交通局の広報担当者は、「落書き対策チームは、プロの清掃業者で構成されている。彼らはプロの美術評論家ではない」と「間違い」の原因を説明した。
http://www.afpbb.com/article/1530482
一方、付近で理髪店を経営するGeorge Thomas氏はこの壁画について、「大勢の観光客が訪れて写真を撮ったりするぐらい有名な壁画だった」と指摘。「あれをただの落書きと間違えることなどありえない」と、デイリー・テレグラフ紙に語っている。
バンクシーの友人のアーティストは、市役所に対する抗議のメッセージを込めて、塗りつぶされた壁にペンキで「come back(戻ってきて)」と巨大な文字を描いた。
http://www.afpbb.com/article/1530482

確認したい問題としては、まず

  • 壁の所有権者に許可を得て描かれた物か否か

この一点尽きる。
無許可の落書きなら、描いた本人だって消される覚悟で描いてるストリートアートなんだから、消されたって文句は言えない。
消された事を騒ぐ外野は、そうなる前に壁を買い取るなどした上で保護すべきだった。
許可があった上での落書きで、所有権者が存在している場合は、落書きを消したのが所有権者の意思か否かで判断は変わるけれど、仮に「所有権者がいて、消すつもりは無かった」としても、所有権者が消されないための保護措置を全く取らなかったのは、芸術品を所有する人間としては論外の態度なので、落書き対策チームは避難される筋合いはない。
よって結論。
落書き対策チームは課せられた仕事を全うした。
ご苦労様。