ファイナルファンタジータクティクス 獅子戦争 - PSP

正直、昔過ぎて内容を覚えてなかったから、結構新鮮に遊べたのは、自らの記憶力の無さを感謝するところだろうか。
…とはいえ、「手抜きのアルテマ。…アルテマ弱いよ」とか「人の夢と書いて儚い…アグリアスさん万歳」とか「クラウドって使いにくい。技にＷＴ付きってどうよ？」とか「シドって強すぎ、つか剣聖の癖に暗黒剣までＯＫって…」とか、どうでもいい事は覚えているあたり、自らの記憶力の偏りを笑うべきだろうか。
獅子戦争で英雄として歴史の表舞台に飛び出したディリータに対し、背教者として歴史的に汚名を着せられたまま歴史の陰に消えたラムザの物語は、タクティクスオウガと違って一本道な分、いかにも「個人レベルの英雄譚」という感じで、ままならなさに満ちている。
…実際、最終的な悲劇は防いだけれど、個々の歴史的事象に対してほとんど影響力を持ってないし。
あと、タクティクスオウガのヴァイスは、デニムと反対の事がしたいだけの阿呆だったけれど、ディリータは持たざるものがあらゆるものを賭して時代を駆け抜けた感があり、悲劇的なラストは同情できると言うか、あんまり救いがないのが可哀相だったり。
ついでに言うと、タクティクスオウガのヒロイン(?)義姉カチュアに対し、ＦＦＴのヒロインは異母妹アルマなので、恋愛要素と言うか、愛憎に満ちた展開と言うか、ドロドロしたものが無いのは、やはり対象プレイヤーの違いだろうか。
アルマなんて、ほとんど攫われっぱなしだからなぁ。
おかげで、最初から最後まで仲間であるアグリアスさんが、ヒロインらしいイベントなんてさっぱり無いけれど、個人的にはヒロイン扱いで、がっつり鍛え上げる訳だが。
もう、オサルのように遊びまくって、深夜にはチャプター２突入。
ここまででは、アニメムービー以外の追加要素はなし。
どうでも良いけど、アルガスの行動なんてすっかり忘れてたから、初登場時に助けたけど、覚えてたら誤殺してやったものを…。