痛いニュース(ﾉ∀`) : Winnyで漫画雑誌を放流した男ら逮捕…京都府警 - ライブドアブログ

漫画無断配信で３人逮捕　著作権法違反で京都府警
ファイル交換ソフト「ウィニー」を使い、インターネット上で人気漫画雑誌「週刊少年ジャンプ」などの作品をダウンロードできるようにしたとして、京都府警ハイテク犯罪対策室などは１８日、著作権法違反の疑いで、大阪市の男ら３人を逮捕、自宅を家宅捜索した。
府警によると、ウィニーを利用した漫画配信の摘発は全国初という。発売日前に配信された作品もあり、府警は漫画雑誌を何らかの形で事前に入手、公開していた可能性があるとみて押収資料を調べ、入手経路の解明を進める。
ウィニーのネットワークで１度流出した作品は回収できず被害は広がり続ける。府警は悪質な著作権法違反に強制捜査で警鐘を鳴らした。
調べでは、３人はことしに入り、それぞれウィニーを使って漫画雑誌「週刊少年ジャンプ」や「週刊少年サンデー」で連載している作品をネット上で不特定多数の利用者にダウンロードできる状態にし、漫画家の著作権を侵害した疑い。漫画家が府警に告訴していた。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007051801000326.html

京都府警ハイテク犯罪対策室がまたｷﾀ━━━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━━━ !!!!
こんどは、どんな愉快な方法で一次流出元を見つけたのか、興味津々。
一応、民間の会社でWinnyネットワークを常時監視し、ノードとファイル名を延々記録し続けてるところがあるから、そこの民間会社と協力すれば、「監視を始めてから新しく放流されたファイルに限り」それなりの確度で一次流出元IPを特定できる。*1
IP特定できれば、プロバイダの接続記録から端末が割れるので、そうして一次放流元を突き止める事も出来るんだけど…。
多分、そーいう話じゃなくて

発売日前に配信された作品もあり、府警は漫画雑誌を何らかの形で事前に入手、公開していた可能性があるとみて押収資料を調べ、入手経路の解明を進める。

という話が逆転しているのではないかと。
でなければ、かつて馬鹿を晒したWinny開発者逮捕の時のように、嬉々として手柄を語ってくれるはずなんだけど。*2
つまり、「漫画雑誌を事前に入手できる印刷会社の社員」にアタリをつけて、そっから追ったのではないだろうか。
ま、なんにせよ「今も多くの警察官や公務員がWinny利用中で情報漏洩させてる」から二次放流者である利用者を逮捕できないんで、こうやってなんとか一次放流者を見せしめ逮捕してるんだろうけれど…。
とりあえず、身内の利用者を逮捕してからだよな。京都府警。

*1:当然だが完璧ではない。何故ならノード接続をノンタイムラグで常時監視する事は、ネットワークの構造上不可能だから。あくまでも民間会社の監視プログラムは、そのプログラムに接続したノードが、どんなファイルを持っていたかを延々記録し、データベース化しているだけなので、たまたま監視プログラムが接続していないノード同士で一次流出元からのファイル共有が終わってしまった後ならば、どちらが一次放流元なのかは特定は出来ないはず。そして、ノードの数は常時二十万以上存在するのだ

*2:Winnyは開発者が逮捕されれて以降、バージョンアップされてないし、これからもされないので、完全な一次放流者特定方法が見つかったなら、その存在を公にする事でWinnyネットワークを壊滅に追いやる事も出来るのだ。改造Winnyもネットワーク自体はWinnyを踏襲しているので、方法に寄ってはそっちもまとめて一網打尽できるし