米空軍、F15戦闘機すべてに飛行停止命令 国際ニュース : AFPBB News

【11月7日 AFP】米空軍（US Air Force）は6日、ミズーリ（Missouri）州で起きたF15戦闘機の墜落事故をうけ、イラクおよびアフガニスタンを含め同空軍が保有するすべてのF15戦闘機に対し飛行停止命令を発令した。この間、通常空軍任務はF16戦闘機が担う。
空軍発表によると、F15戦闘機の事故原因は現在調査中ながら、予備調査結果から構造的欠陥によるものとの可能性が高いという。また、今回の飛行停止命令は一時的な措置だとしている。
現在、米空軍はF15戦闘機は700機以上を保有しているが、F15機の老朽化に伴い、航空宇宙機器大手ロッキード・マーチン（Lockheed Martin）の最新鋭ステルス戦闘機『F22ラプター（F-22 Raptor）』への置き換えを進めている。
だが、厳しい予算制約のため新型機の購入は進んでいない。米軍ではF22戦闘機381機が必要だとしているが、米議会が購入を認めたのは183機のみだ。
しかし、F15機の事故により、新型機購入の必要性への理解が得られやすくなるとみられる。
米空軍の飛行停止命令に先立ち、日本では、米政府から事故連絡をうけた4日から、航空自衛隊が保有するF15戦闘機の飛行を見合わせている。(c)AFP/Daphne Benoit

http://www.afpbb.com/article/politics/2308273/2322476

今更の欠陥発見って、

F15機の事故により、新型機購入の必要性への理解が得られやすくなるとみられる。

これ目当ての、米空軍のパフォーマンスだったら嫌だなぁ…。
複数の、十分な代替機がある米軍じゃないんだから、日本も横並びで全機飛行停止ってのは、やっぱりやりすぎだと思う。
米軍でも重要任務での飛行は許可しているみたいだし。
…まあ、やらないと、それはそれで批判の的になってしまうのが辛いところではあるが。
ただ、不安なのが、事故を起したのがＣ型という点。
日本のＦ−１５Ｊは、Ｆ−１５Ｃの改造型である。
ベース機の構造的欠陥と言うのは、どうしようもないからなぁ…。
参考：http://www.katu.com/news/11030081.html (英語)
このニュース記事で、落ちた機体の写真が見られる。
参考：http://afp.google.com/article/ALeqM5gTePcGuilUfgMy5lurFyBEbo4O8Q (英語)
ちょっと詳し目の記事。
状況的には空中分解。パイロットは負傷したものの脱出に成功したらしい。
これによると、機齢が２７歳って書いてあるんだけど…。
機体寿命ってそんなに長いもんだっけ？誤訳したかな？
もし、これが本当なら、機体の欠陥より先に、金属疲労とかを疑うべき状況じゃね？