gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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早売り電撃文庫

灼眼のシャナ〈16〉 (電撃文庫)
灼眼のシャナ〈16〉 (電撃文庫)
悠二が何故、という理由と、何をしたいかの大まかな事情が語られた訳だけれど、悠二の思考は、何処まで言っても戦略レベルだったのだなぁ、と。
そして、鈍感かつ無自覚に傲慢な辺りは祭礼の蛇になっても変わらず。
吉田さんテラカワイソス…。
あと、マージョリーの姐さんもカワイソス…。
紅世の徒も、人間も、討滅の道具であるフレイムヘイズをもまとめて救いたいと言う理想はともかく、手段として仮装舞踏会の大命に丸ごと乗っかると言う点で、アウトだろう。
最短の解が、常に最善の解ではないと思うのだけれど。
さて、物語もいよいよ大詰めだし、20巻前後で完結しそうかな。

輪環の魔導師―闇語りのアルカイン (電撃文庫)
輪環の魔導師―闇語りのアルカイン (電撃文庫)
渡瀬草一郎待望の新シリーズ。
電撃ブートレッグのあらすじには、まるっと登場してなかった幼馴染のヒロインが、当然のように冒頭から登場してるのは、幼馴染作家、渡瀬草一郎作品としては「言うまでも無い事」だったと言う事だろう。
珍しいのは、年上ヒロインかつ、微妙にヤンデル系らしいところか。
サブタイトルにもなっている、闇語りのアルカインだけど、気のせいだろうか…わざわざ性別についての描写を微妙に避けている気がするんだけど…。
もしかして、猫の姿から人間に戻れたら…というビックリネタか?
ともあれ、還流の腕輪のヒミツもまだまだ隠れていそうだし、この地味なシリーズが地道に売れて、地味なりに伏線を全て回収できる程度には続刊して欲しいものである。
あと、迷宮神群が登場するって事は、もしかしてやっぱり、パラサイトムーンシリーズは続刊不可能ってことなのだろうか…。

バッカーノ!2002「B side」―Blood Sabbath (電撃文庫)
バッカーノ!2002「B side」―Blood Sabbath (電撃文庫)
バッカーノ後篇〜。
大人の事情とやらで、3分冊を無理矢理上下巻にした、というなかがきを見て、どうりで登場人物の幾人かが「登場しただけ」という体たらくになっている訳だ。と納得した。
読者としては、よくわからん大人の事情で、作品の質が落ちるくらいなら、もう一冊出してもらった方が嬉しいんだけど。
とりあえず、余章ででっかい爆弾を落として行ってくれたので、全体的には満足できるんだけど。