新型インフルエンザ：発生に備え対策強化を確認 閣僚懇 - 毎日ｊｐ(毎日新聞)
政府は１５日、閣議後の閣僚懇談会で、世界的に大流行し多数の死者を出す恐れがある新型インフルエンザの発生に備え、対策を強化することを確認した。
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080116k0000m010045000c.html
新型インフルエンザは、鳥インフルエンザが変異してヒトからヒトへ感染するもので、国内で流行すれば数十万人規模の死者発生が懸念されている。これを踏まえ、舛添要一厚生労働相は閣僚懇で、現時点で治療薬「タミフル」を２８００万人分、新ウイルスのワクチンそのものではないが、流行防止効果がある程度期待できるワクチンを１０００万人分備蓄していると説明。今後、国民への積極的な情報提供▽医療体制の充実強化▽国や自治体による具体的な訓練−−などに取り組む考えを示し、関係閣僚に協力を求めた。
閣僚懇で新型インフルエンザ対策が言及されたのは、ＮＨＫの報道番組で米国などに比べ日本の取り組みの遅れが指摘された事情による。町村信孝官房長官は同日の記者会見で「なかなか発生を防止できないので、発生後の被害を最小限にするという観点でしっかり準備する」と述べた。【坂口裕彦】
毎日新聞 2008年1月15日 19時06分
つか、パンデミックが恐れられてるのはとっくの昔なのに、
ＮＨＫの報道番組で米国などに比べ日本の取り組みの遅れが指摘された事情による。
って、どんだけやる気無いんだ？
ところで、日本で鳥インフルエンザが流行して、抵抗力のない老人が亡くなれば、年金問題が解決する、なんて不謹慎な発言があったりするが、インフルエンザ元々は「若者の方が懸かりやすく、死にやすい病気」なので、老人も減るだろうけれど、それ以上に２〜３０代前半の若者の被害も大きいと予想される。
少子化が進む日本でパンデミックの対処に失敗すると、「支える若者が居なくなって年金崩壊」という、逆の意味で年金問題に決着が付く事になるような…。
また、発生は防止が難しくても、拡散を遅らせる方法はある。
鳥インフルエンザの発生地域からの渡航制限。
パンデミック初期に、これを素早く出来るか否かが、日本での蔓延を遅らせ、稼いだ時間が新型ワクチン生産の時間となる。
…ま、この間の中国に対する対処を見る限り、ムリだとは思うけど。
最近は、鳥インフルエンザの発症は、インドネシアのニュースばかりだけれど、中国が安全というよりは、オリンピックを控えて徹底的な情報統制をしている、という方が信じられるのは、偏って居るのか…。
ちなみに、
インドネシアでは、１１７例中９４例死亡*1。
ベトナムでは１０１例中４７例死亡*2。
エジプトでは４３例中１９例死亡*3。
ミャンマーおよびパキスタンでは１例づつ進行中。
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そして、中国は、あの莫大な人口に、鳥・豚の大規模飼育＆抗生物質混入飼料利用による薬耐性をもつウイルス発症率激高かつ、不衛生な国での症例だが。
わずか、２７例。うち１７例死亡*4。
・・・桁、すくなくね？
