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改稿前と改稿後で、明らかに編集者の政治意図が付与されている分、編集・改稿という話ではなく、「読者の声を装った編集者の政治的発言」といわれても否定は出来無い。
とはいえ、投稿者に確認を求めて居る事と、結果的に載せなかった事を考えれば、「捏造」というのは変な話だとは思う。
参考：新聞社で読者投稿欄の原稿修正をしてた者ですが - くろいぬの矛盾メモ
にもあるが、読者の生の声、というモノが記事として乗せるレベルの文章では無い、だから掲載するに当たって一般化のため編集、改稿する、と言う理屈については理解できる。
実際、改稿前の文章は論旨が希薄すぎて、意見としては何の意味も無いといわれても仕方が無い文章である。
しかし、最初から存在しなかった政治意図を後から編集が付与している時点で「おかしい」と感じなければいけないという常識が無くなっている。
投稿を募集しておいて、自分の政治意図を付与して「読者の声」とするのは、断じて「編集」じゃない。
そんなのチラ裏なブログが自分の好みの記事を切り貼りして適当なレスしてるのと変わらないレベルの駄文であり、有料の公共メディアでやるやる話じゃない。
情報を編者の意思で歪曲する事を「編集」と読んで憚らない事からも、Ｗｅｂが発達する前のマスコミがどれだけ傲慢だったか、そして何が変わって、何が変わっていないのか、情報の最先端に居なければならないはずの記者達が、全く理解していないという事がよく判る話。