ゼロの使い魔14 水都市(アクイレイア)の聖女 (MF文庫J)

と言う訳で、買って来た。
読了。
以下、ネタバレ。
前巻でサイトを元の世界に帰す事を決断したルイズだけれど、自分の決断に自分でヘコたれて、テファの虚無でサイトの記憶を消してもらうと言う、「なんて手のかかる女だろう」というダメっぷりを遺憾なく発揮し、サイトの記憶を失ったとたん、無意味に自信満々で聖戦の聖女に祭り上げられて、舞い上がってしまった辺り、サイト居ない、大切な人が他人の勝手な戦争で失われるかもしれない、という経験が無いままルイズが虚無に目覚めると、こうなるんだと言う描写は、女は男によって変わる(もちろん逆も成立する)という話を上手く料理して居ると思う。
んで、一方サイトは、眠り薬で眠らされている間に、始祖ブリミルと初代ガンダールヴの記憶を夢と言う形で観て、起きた後は、元の世界に帰るか否かの決断を迫られる。
ルイズを見捨てられないサイトは、世界に留まる決断をするが、もしサイトが帰ることを選択していた場合「新しいガンダールヴをルイズに召喚させる為に」ジュリオに殺されていた事を知り、ロマリア教皇もガリア王ジョゼフも、狂った者同士の戦争、殺し合いであると言う事実を再確認。
とりあえず、ルイズの危機を救うためにタイガー?型戦車を駆って、巨大ゴーレム軍団を撃破、キスでルイズの記憶を取り戻すと言うお約束展開。
…ま、王道ラブコメですから。