【Ｒｅ社会部】手を貸さない男たち - MSN産経ニュース

先日の取材帰り、ＪＲ総武線のある駅で、ホームから改札へ階段を下りてきた若い女性が転ぶのを見かけました。
その脇を通り抜けて行く多くの男性はだれも声をかけません。自分が手を貸そうかと思ったところで、さっと救いの手を差し伸べたのは、若いＯＬ風の女性でした。
幼少のころ、「男子なら、女の人とお年寄りには優しくしろ」と田舎の両親からしつけられました。そんな教えは、もはや過去の遺物になってしまったのでは、と感じさせる光景でした。
男も女もない、自分で勝手に転んだのだから自分で立ち上がるべき−「男女平等」の都会ではそれが常識なのでしょうか？
社会制度の上では、電車の「弱者保護」は徹底されています。
ＪＲ東日本では「シルバーシート」「優先席」を設けて、お年寄りに席を譲ることを奨励しています。それだけでなく、「女性専用車両」を設け、痴漢も、痴漢ではない男性も排除しています。女性専用車両は７月で、運行から丸７年になるそうです。
でも本来は、すべての席がシルバーシートであり、すべての車両が痴漢排除車両であるはずでしょう。制度に頼らねばたちゆかない−ということ自体がいかがなものかと感じるのですが、現代はもはや、そういう時代ではないということなのでしょうか。（蝉）

http://sankei.jp.msn.com/life/trend/080604/trd0806040039001-n1.htm

多分、若い女性だったから助けなかったんだと思う。
迷子の子供を保護しようとするだけで誘拐犯や性犯罪者と間違われ、トンデモな理由でセクハラ・痴漢扱いされる昨今、子供と女性を助けるのに「男性だけがリスクを負う」という理不尽な社会である、という前提条件を考えれば、当然の帰結である。
子供を守る為に過剰反応してたら、守ってくれるはずの優しい大人たちを遠ざけ(でも悪い大人は相変わらず寄って来る)、女性の権利を守る為に過剰反応してたら、困っている人を助けたい男達を遠ざけてしまった。
医療崩壊と同じ、マスコミの過剰報道とそれを真に受けた連中の過剰反応で、本来は味方となる人達まで追い払ってしまった結果としか。
くだらない文句を言う前に、そういう社会風潮を作り出したマスコミの一人として、恥じるところは無いのですか、そうですか。
しかし、このあたりのマスコミ報道と過剰反応って、著作権規制にも言えるよね。
著作権者の権利を守りたいが故に、過剰に著作権違反者の罪科を問い、それを理由にごっつい規制をしたら、今まで買ってくれていた客まで逃す、みたいな。